学校9 ページ41
由紀side
結局、保健室に運ばれた私は、
エアゾールで軽く吸入を受けてたら授業が終わった。
保 「 もう大丈夫そうね。走っちゃったの?」
由 「 ぁ、、、(コクン、、、)」
保 「 そう。。。今後は気をつけてね。
病み上がりだろうし喘息っていう病気持ちなんだから。」
由 「 ぁ・・・・・・はい、、、(汗)」
保 「 お家の方にはー・・・」
由 「 あ、、、私から伝えます。大丈夫です。(汗)」
保 「 あらそう?」
由 「 はい、、、(汗)」
保 「 じゃあ気をつけて。ここは学校で、病院じゃないの。
先生は先生でも専門の先生じゃないから、
何から何まで守れるわけじゃないの。わかるわよね?」
由 「 はぃ・・・(汗)」
クラスメイトだけじゃなくて、
保健室の先生にまでジャブを撃たれるとは・・・
心の傷が深くなった気がする。悪気はないんだろうけど。。。
〜更衣室〜
由 「 はぁ・・・着替えなきゃ、、、
給食当番もあるから早くしないと・・・・・(ボソ)」
♡ 「 え、なんか聞こえた。幻聴?」
# 「 な訳ないでしょ。(笑)」
☆ 「 スルースルー。関わらないのが1番だよ。
病人に関わったらろくな事ないってお母さん言ってた。」
@ 「 マジ?そりゃそうだよね。。。
いつかウチらのせいってなって人殺しになるかも。」
♡ 「 それは無理だなー。だったら早く、
ウチらの居ない所で亡くなって消えて欲しい。」
# 「 控えめに言って目障りなんだよねー。」
♡ 「 ウチら元気なのに。健常者の足引っ張らないで欲しい。
お荷物だし人生の邪魔しないで欲しい。」
由 「 っ・・・」
『 ねぇ、聞いてる???』
由 「 ビクッ)、、、」
聞こえるように言ってきてるのそっちじゃん。。。
もうどこを見て過ごしてどこを見て歩けばいいのか、、、
着替えるにも下を見て俯くことしか出来ない。
〇 「 みーんな迷惑してるの。
ああいうの、さっきみたいの本当に困るんだよね〜。」
♡ 「 後味悪いしさ。意味わかんないの。」
# 「 あのまんま苦しまれて死なれてたら、
危うくウチらが悪者だったかもしれないし。」
〇 「 そんな濡れ衣着せられちゃ最悪なんだよねー。
ウチら元気なみんなには未来があるし将来もあるの。」
@ 「 そうそう、大事なの。病人には分からないか〜。」
喘息持ちの私の気持ちなんかわかんないでしょ。。。
こっちだってなりたくて喘息になってる訳じゃない。
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作者名:優菜 | 作成日時:2023年10月30日 18時