放課後 ページ5
珠理奈side
帰りの回が終わって下駄箱で靴を履き替えて、
昇降口に出たところで玲奈が待ってた。
珠 「 お待たせ、待たせちゃった？」
玲 「 ううんっ。ねぇ聞いてーっ､､､」
珠 「 なに？」
玲 「 今日から由紀が学校に復帰したんだけど､､､」
珠 「 あっ！そうじゃんっ。言ってたよねっ。
えっ、じゃあ由紀が来るのも待ってようよ。」
玲 「 そ、れなんだけど､､､」
珠 「 あ、由紀はりのりえちゃんと帰るか。」
玲 「 そう、かもしれないんだけど・・・」
珠 「 うん？」
玲 「 ・・・私、無理だと思う､､､！」
珠 「 ﾋﾞｸｯ)は？なにが？」
玲 「 ・・・由紀を避けるの・・・(ﾎﾞｿ)」
珠 「 どんな理論､､､!?(驚)」
私のランドセルにドスっと凭れて来たと思ったら、
歩き出しながら聞き捨てならないことをボヤき始めた玲奈。
珠 「 ちょっと待って。避けるってなに？」
玲 「 私、無理だと思う・・・」
珠 「 喧嘩でもした？ウチが仲裁に入るよ？」
玲 「 そうじゃなくて・・・」
珠 「 じゃあなにっ。」
玲 「 なんか・・・(苦笑)」
珠 「 うん？」
玲 「 クラス内で・・・由紀ハブり・・・？
みたいのが始まっちゃってて・・・(汗)」
珠 「 なっにそれ､､､(驚)」
玲 「 ずっと由紀が休んでたでしょ？
その間に由紀のよく分からない悪口が横行しちゃって､､､(汗)」
珠 「 なにそれ酷い。」
玲 「 由紀が戻ってきたら仲間外れにしよう。って､､､
居ないように扱って無視しよう。って・・・(汗)」
珠 「 そんな話になったの？」
玲 「 ・・・無理だよ〜､､､私、そんなの出来ない〜､､､(汗)」
助けて〜って腕にしがみついてくる玲奈。
小学生でもいわゆるイジメって平気で存在するのか､､､(驚)
玲 「 病気だから・・・菌持ってるから・・・病人だから､､､
って・・・イジメてればまた消えるだろう、って､､､(汗)」
珠 「 なんで。なんで消したいわけ？
由紀がみんなに何かして危害でも加えたっていうの？」
玲 「 っ・・・(ううんっ)」
珠 「 なんにそれ、くだらない。」
玲 「 そうなの。そうなんだよっ､､､」
珠 「 それで？玲奈はどうしてるの？どうしたいの？」
玲 「 それは・・・」
私から腕を解いて俯いた玲奈。
由紀と幼なじみで親友の玲奈は難しい立場なはず。
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作者名：優菜 | 作成日時：2023年10月30日 18時
