私の姉はお医者さんPart68

外科病室 ページ7

優子side



身体の具合は全然良いとは言えないけど、
ずっと横になってても回復なんてしないのも分かってるから、
少しベッドを起こして丸めたタオルを握ったり、
手を動かしてみたりしてる。



優 「 ﾊｧ・・・・・・っ､､､っ・・・ﾊｧｯ・・・ふぅ､､､」



──ガラガラ､､､



？ 「 ・・・ゆうちゃーー､､､ん。」



優 「 ・・・？」



み 「 ・・・ゆうちゃん・・・あ、起きてた。」



優 「 みなみ・・・(驚)」



み 「 おはよう。(笑)」



優 「 ﾊｧ・・・はよ・・・(笑)」



み 「 起きてたんだね。調子どう？」



優 「 ・・・し、どぃよ・・・ﾊｧ・・・(笑)」



み 「 しんどいか､､､そうだよね。よしよし・・・(撫)
優子はよく頑張ってる。偉い偉い。」



労わってくれてるのか体を撫でてくれるみなみ。
私が両手に握ってるタオルを物珍しそうに見てる。



み 「 ・・・何してたの???」



優 「 ﾊｧ､､､ちょ・・・と､､､リハビリ・・・(苦笑)」



み 「 リハビリ？手を握って動かしてたの？」



優 「 ぅん・・・ﾊｧｯ・・・っ、っ､､､っ・・・ﾊｧ､､､って､､､」



み 「 凄いじゃん。よく頑張るなー｡｡｡
少し力入れて動かすだけで辛いでしょ・・・(撫)」



優 「 も・・・ぅごかなぃ、ﾊｧから・・・(苦笑)
どぅしよ・・・って､､､かんじ・・・ﾊｧ､､､」



み 「 少しづつ良くなるってまりちゃん言ってたし、
体力も気力も使うから無理しちゃダメよ。」



優 「 そ、だね・・・(苦笑)」



み 「 努力家なのは認めるし褒めるし尊敬するけど、
ちゃんと休むことも忘れないで。(撫)」



たかが10分くらいリハビリしてただけでジンジカする手。
みなみがその私の手を掬い上げてさすって包み込んでくれた。



優 「 ・・・ﾊｧ・・・ふぅ・・・つらぁ､､､っ､､､(汗)」



み 「 結構起きてたの？
1回横になって休んだ方がいいよ。休憩しよう。(撫)
ゆーっくり、横にするよー・・・・・・・・・・」



優 「 ・・・っ､､､ﾊｧ・・・つら､､､ﾊｧすぎて・・・さ､､､
も・・・くらﾊｧくら､､､する・・・っ・・・ﾊｧｧ､､､」



み 「 まだ起きてちゃ危ないよ､､､(撫)」



優 「 ・・・・・ﾊｧ・・・ょく・・・なんの、ﾊｧかな・・・」



み 「 焦っちゃダメよ｡｡｡(撫)」



ベッドを倒して横にしてくれたみなみが、
ずっと体と手を撫でてくれて労わってくれるから、
自然と漠然とした不安が口をついちゃう。

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