私の姉はお医者さんPart61

治療5 ページ25

みぃちゃんside



由紀ちゃんの嫌いな治療ばっかりで、
しかも由紀ちゃんの嫌いな男の先生で申し訳ないけど、
必要な治療としては何一つ間違ってはないんだよね。



由 「 やだやだやだやだやだやだ､､､むりむりむりむり､､､」



医 「 動いてたら危ないだろー。」



由 「 危なくていい！」



医 「 良くないな・・・(苦笑)
峯岸くん、いつもみたいに抑えててほしい。」



みぃ 「 あ、わかりました。(苦笑)」



由 「 ぇ、やだ！無理！さわんないでっ､､､(汗)」



みぃ 「 よっしょ・・・っと､､､
ごめん由紀ちゃん危ないから抑えるよー。」



由 「 ぅっ､､､んっ・・・・・・・っ､､､(汗)」



みぃ 「 よいしょ､､､暴れないーっ。っと､､､」



半身を由紀ちゃんに乗せて体重を掛けて押さえつけた。
動かれちゃ針を刺すのに危険極まりないし、
点滴を刺す腕も両手でがっちりと固定した。



由 「 やだやだやだやだやだやだぁぁぁ､､､！(ｳﾙ)」



みぃ 「 危ないから！」



医 「 ほらそんなに抵抗するならネット使うぞ。
危ないし痛い思いするのは由紀ちゃんなんだから止まれ。」



由 「 ぅっ・・・っ､､､やだぁぁぁあ・・・ﾋｯｸ､､､」



みぃ 「 嫌だね〜。一瞬だからね〜。」



由 「 ぅぅ､､､ﾋｯｸ、ｯｸ・・・ゃだぁぁぁあ､､､！」



医 「 っぁっぶないなぁ､､､(汗)
ネットと麻酔打つなんて嫌だったら動くなー。」



みぃ 「 よいしょ､､､っと・・・(ｸﾞｲ)」



由 「 ぅっ､､､ぅゃぁぁぁあああ､､､！ｯｸ、ﾋｯｸ・・・」



声を上げて泣きながら頭を降ってる由紀ちゃん。
体も動かそうとしてるから必死に最大の力を込めて、
上から由紀ちゃんに被さって動きを制止させる・・・



由 「 やだぁぁぁあ・・・！やめてぇええええ！」



医 「 よしっ､､､しずかにっ。動くなー。
っ・・・ここか・・・いくぞー・・・・・あ、れ､､､？」



由 「 ぅ､､､っっ､､､！ぅわぁぁぁああああぃたぁぁあぃ､､､！」



みぃ 「 あぁ､､､(汗)」



医 「 ほら動いてるから失敗しちゃったじゃないか。
峯岸くん、応援とネット頼んでくれ。」



みぃ 「 え、でも､､､さすがにネットは・・・(汗)」



由 「 せんぜぇぎらぁぁあい､､､！へだぐそぉぉぉぉ､､､！」



泣いて喚いてバタバタしようとし続ける由紀ちゃん。
それでも私がかなり動きを抑えてたし、
点滴を失敗したのは先生の方に責任ある気がする。

治療6→←治療4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す