小児病室3 ページ45
有華side
麻友にしては字も小さくて分厚い難しそうな本。
それとキャッチーで可愛い絵の多い読みやすそうな本。
この2冊の組み合わせがいつものお決まりになってる。
由紀 「 この本、ずっと続きが気になってたんだ〜。
早く読みたいなーって思ってたから、よくわかったね。」
麻友 「 由紀がずっと読んでた。」
由紀 「 凄い麻友っ。」
有 「 もしかして麻友、由紀の為に借りてきたん?」
麻友 「 うん。」
由紀 「 さすが麻友っ。ありがとう〜っ。」
麻友・由紀 「 入院がヒマだから・・・」
由紀 「 あっ、、、(笑)
ほんとにっ。ヒマだったからさ〜・・・
これで楽しい1週間を過ごせそうだよ。(笑)」
麻友 「 やった、、、♪」
麻友にしては少し背伸びして読むのか?って思ってたけど、
どうやら由紀の好みを分かってて、
由紀の為に選んで借りてきたっぽい。
麻友 「 こっちあった。今日これ。」
優 「 わぁぁぁ〜〜〜、、、♪(キラ)」
有 「 めっちゃ身を乗り出してるな優子。(笑)」
由紀 「 優ちゃんのお目目キラキラッ。」
麻友 「 やったぁ♪」
由紀 「 めっちゃ可愛いねこれ。」
優 「 うん!」
由紀 「 絵がめっちゃ可愛い。ほら見て?」
有 「 んー???確かに可愛いな。
優子はお姫様とか動物が出てくるのが好きやもんなー。」
優 「 うん!」
麻友 「 優ちゃん好きだから。」
由紀 「 こういうの?」
麻友 「 うんっ。」
由紀 「 そうっ。分かるっ。ほんとねっ。」
有 「 由紀、めっちゃ頷くやん。(笑)」
由紀 「 麻友のセンス、抜群っ。めーっちゃ、分かる!」
麻友 「 やったぁ♪」
麻友の本を選ぶセンスっていつも、
麻友の好みのジャンルでは無い系だよなーって思ってたけど、
こっちは麻友には幼稚だけど優子にはピッタリな本。
麻友 「 端の方ーにあったから。」
由紀 「 そうなの?よく見つけたじゃん。」
優 「 ・・・ぅわぁぁぁあ〜、、、♪(キラ)」
由紀 「 めっちゃ感動してるじゃん。(笑)」
有 「 良かったな優子。(撫)」
由紀 「 良かったね優ちゃん。(笑)」
麻友 「 ここ。カメ居る。」
優 「 りすも!」
由紀 「 えー可愛いじゃん。」
優 「 由紀ちゃん読んで!」
由紀 「 えっ、私っ?(驚)」
よくよく考えたら由紀の好みも優子の好みも得てる。
麻友が2人のことを想って本を選んでるってのが、
この2冊からビンビン伝わってくる。
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作者名:優菜 | 作成日時:2023年11月3日 21時