夜のリビング ページ16
麻里子side
結局、9時にお風呂に入った麻友はご機嫌そうに、
そのまま9時半を回ったところで有華と寝室に行った。
麻里 「 今日は9時半・・・割と早かったわね。」
敦 「 由紀がいなくて暇なんだろうし、
1人で行動してるのは疲れるんだろうね。」
麻里 「 麻友も体調を崩さないように、
しっかり休んで貰ってサポートしていかなきゃね。」
敦 「 うん。優子も居ないし寂しいと思うよ。」
由依 「 優子も早く帰ってこれたらええんやけど､､､」
麻里 「 今日も陽菜は帰ってこないみたいね。」
由依 「 熱が下がりきらんて。」
麻里 「 何事もないといいんだけど､､､」
──プルルルル､､､
麻里 「 あら、何かしら・・・(汗)」
夜になって家の電話が鳴るのは珍しい。
誰だろうと不思議に思いつつ受話器を取った。
麻里 「 はい。前田です。」
彩 「 あ〜っ彩！彩って言うんやけど！
あ〜っ分かっちゃったっ。それ、もしや麻里ちゃんやんな！」
麻里 「 随分陽気ね・・・(笑)」
彩 「 んも〜なんか盛り上がっちゃってな!?」
麻里 「 あまりはしゃぎ過ぎないようにね｡｡｡(笑)」
彩 「 ちょい遅くなると思うんよ〜っ。
みんな寝ちゃう？寝ちゃうよな思て！電話しよるんよっ。」
麻里 「 遅くなりすぎないように気をつけてね。
それと、呑みすぎて呑まれないように。」
彩 「 あはーっ､､､んも〜真面目や、まんじんめっ！(笑)」
麻里 「 タクシーだと高くつくでしょ。迎えに行くわよ。」
彩 「 んあ〜もう待ちぃ〜や〜っ・・・」
──ガチャ､､､
麻里 「 え､､､切れたんだけど・・・(汗)」
電話の主は親睦会の呑みに参加してる彩からだった。
にしても既にかなり飲んでそうだし酔っ払ってた。(苦笑)
由依 「 全然電話に近寄ってないのに、
酔っ払い彩ジジイの声が丸聞こえや・・・(苦笑)」
敦 「 大丈夫かなー､､､飲めないのに。」
麻里 「 心配だから迎えに行きたいんだけど、
会場ってどこだか分かるかしら。」
由依 「 会場まではわからん､､､(汗)」
麻里 「 そうよねぇ､､､まだ続きそうな雰囲気だったし。」
由依 「 まぁ、根は真面目でしっかりしてるから、
多分、這ってでも帰っては来るやろ。」
麻里 「 かえって苦しまなきゃいいんだけどね｡｡｡」
上司とかも居る場だと飲まされてるだろうし、
アル中とかも有り得るから心配は心配なんだけど・・・
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作者名：優菜 | 作成日時：2023年11月3日 21時
