私の姉はお医者さんPart41 (ページ35)

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家ページ35

麻里子side

浴室と脱衣場の隣のランドリールームで、
洗濯物を干したり畳んだりしてたら、
バスタオルを抱えた明日香が入ってきた。

明「これもよろしく。
りのりえ寝かせて、私ももう寝ちゃうね。」

麻「はーい。
うん、よろしくね。え、もう寝るの？」

明「うーん、読書してから寝るかも､､､(笑)」

麻「そういうことね、おやすみ。(笑)」

明「うん、おやすみー。(笑)」

〜5分後・リビング〜

麻「ただいまー。誰もお風呂入らないの？」

み「あ、まりちゃん。洗濯ありがとう。」

陽「まりちゃん来てー？」

麻「行くけど・・・」

陽「やっぱり優子の具合が気がかりで､､､」

麻「優子？」

陽「うん､､､」

陽菜とみなみの居るソファに近づいたら、
点滴とカニューレを着けてる優子が横になってた。

陽「今は寝てるし熱はないんだけど、
さっき、全部嘔吐しちゃって､､､」

麻「え、食べたの吐いちゃったの？(驚)」

陽「胃も喉も焼けるように痛い、って。」

麻「昨日の夜も今日の朝も流動食食べてて、
何も無かったんだよね？」

陽「うん､､､完食してたらしい。」

麻「なのに夜は戻しちゃったんだ・・・」

陽「うん､､､(汗)」

優「・・・・・・・・・・ｹﾞﾎｹﾞﾎ､､､」

麻「寝てるんだよね???・・・優子ー・・・」

優「・・・・・・・・・ｽｩ・・・」

麻「寝てるか｡｡｡」

み「寝てても、よく咳しちゃってる。」

陽「まりちゃんも聴診してみて。」

麻「あ、うん､､､優子ごめんねー・・・・・・・」

陽菜から受け取った聴診器で、
優子の胸にそっとチェストピースを当ててみた。

麻「・・・・・・・・・・・んー､､､(苦笑)」

陽「聞こえるでしょ、雑音。」

麻「ゼーゼーザラザラしてるね。
もう少し聴かせてね・・・・・・うーん。(苦笑)」

み「風邪なんでしょ？風邪なんだよね???」

麻「・・・右肺の方が複雑な音させてるね､､､(汗)
・・・・・・・・・・うん、やっぱりおかしい。」

陽「そうなんだよねぇ､､､
かと言って左も健康的な音ではないんだけど、」

麻「そうだね、左も雑音はあるね。
脈もかなり頑張ってる感あるね､､､(苦笑)」

陽「うん､､､」

何度もゆっくり時間をかけて聴きたくなる音。
呼吸器だけじゃなくて胃の方も気になる。