私の姉はお医者さんPart41

具合2 ページ34

陽菜side



10分くらいで優子の嘔吐は治まったものの、
その影響で呼吸が乱れちゃったのもあって、
優子に鼻カニューレを着けた。



優 「 ﾊｧ・・・ﾊｧ・・・ぅっ､､､うぅっ､､､ﾊｧ・・・」



み 「 はるちゃん、戻ってくるの遅かったよ､､､」



陽 「 色々準備してたのーっ。
そのおかげで直ぐに酸素入れられたでしょ？」



み 「 そうだけど・・・吐いちゃったじゃん､､､」



陽 「 それは私の戻りの遅さ関係ないよね､､､(苦笑)」



み 「 スープごっくんしてただけなのに・・・
あんなに少量だったのに・・・吐いちゃっうの？」



陽 「 何がいけなかったんだろう、ほんと・・・」



優 「 ずっと・・・ﾊｧ､､､きもち、わる・・・
ず、と・・・い、いたぃっ､､､ﾊｧ・・・」



吐き気と胃痛はそうだろうけど・・・
まさか本当に吐いちゃうとは思わなかった。



陽 「 脱水と栄養失調になっちゃうね・・・
輸液入れちゃうからルート接続しちゃうね。」



優 「 ・・・(ｺｸﾝ)」



み 「 いつまで続くの???」



陽 「 胃が治るまではねぇ・・・・・・・
・・・・・・・はい、点滴出来た。(微笑み)」



優 「 ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ､､､ｹﾞﾎｹﾞﾎ・・・あ、がと､､､」



陽 「 優子、喉ってどんな痛さ？」



優 「 ・・・イガイガ・・・チリチリ・・・
ヒリヒリ・・・」



陽 「 胃は？」



優 「 ジンジン・・・ジリジリ・・・
ど、ちも､､､やけそ・・・いたい､､､」



陽 「 焼けそう？(驚)」



み 「 何それっ。ねぇっ、大丈夫なのっ､､､!?(汗)」



炎症のせいとはいえ痛がり過ぎな気がする。
風邪引いてるから？わかんない、何が原因なの､､､



──ピピピピ､､､



陽 「 鳴った・・・36.7℃かぁ。」



み 「 熱、ないね。」



陽 「 ずっと体温は平熱なんだよねぇ・・・
優子、診察しちゃうね。(汗)」



優 「 っ・・・(ｺｸﾝ)」



陽 「 ゆっくり、深呼吸しててね・・・」



み 「 スー・・・ハー・・・だよ、優子。(撫)」



優 「 ｽｩ・・・ﾊー・・・ｽｩ・・・ﾊｰ・・・」



陽 「 優子、ゆーっくり。」



優 「 うぅ､､､ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ､､､ｹﾞﾎｹﾞﾎ､､､(汗)」



陽 「 深呼吸、辛いか､､､ごめんごめん。(撫)
喉診たいから口開けられる？」



優 「 ん､､､あぁ・・・・・・」



呼吸は速くて浅くて変わらずゼーゼーしてる。
喉を診てみても赤く腫れてる。

家→←具合

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す