私の姉はお医者さんPart34 (ページ6)

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リビング2 ページ6

陽菜side

優子は疲れちゃったのか寝ちゃったから、
お盆を持ってリビングに降りてきた。

陽「ただいまー・・・」

麻「あ、陽菜。おかえり。」

み「おかえりー。優子は？」

陽「寝ちゃったからベッドに横にさせて来た。
食器とか片付けて来ちゃうね。」

母「いいわよお母さんがやるから。」

陽「えっ、でも､､､(驚)」

母「やるって言ってるでしょ。ほら。」

陽「あ、うん､､､よろしく｡｡｡(驚)」

麻「ねぇ陽菜。」

陽「うんー？」

麻「お母さんと優子に何があったの？」

陽「あー・・・(苦笑)」

み「それ、私も詳しく聞きたい。
なんか､､､急に優子がキレちゃってたから｡｡｡」

陽「うん、そうだよね｡｡｡」

とりあえず飲み物をコップに入れてから、
3人でソファに座って向かい合った。

陽「里英が薬を捨てた事にお母さんが怒ってて、
なんでそれに対してなにも里英に聞かないのって、
優子にも当たりだして・・・」

麻「お母さんもキレ症だからね､､､(汗)」

み「 1回怒るとね､､､(苦笑)」

陽「優子は里英に聞きたくなかったんだって。
由紀に薬を捨てられたって知った時に、
どうしようもない感情が沸いてきて辛かったって。」

み「だからもうそんな思いしたくなかった､､､？」

陽「里英もって信じたくなかったんだと思う。
それに､､､薬薬言われたってねぇ・・・(苦笑)」

麻「まぁね､､､」

陽「優子は小児科医である前に、
1人のNSAIDs過敏症患者だからね｡｡｡」

み「それ問われちゃ辛いわな｡｡｡」

陽「そこは忘れちゃダメだよって話・・・(苦笑)」

分かってあげたくても分かってあげられない事が、
医師にだって家族にだってあるからね｡｡｡

み「だから、この身体を治してみせてよって、
言って怒ってたのか・・・」

陽「そんなことお母さんに言ったの？(驚)」

み「うん｡｡｡道理なんて分かってやれないって。
そんなの分かってんでしょって｡｡｡」

麻「優子の叫びも分かるけど、
治してみせては・・・お母さんも辛いだろうね。」

陽「お母さんもその事は、
ずっと責任を感じてるみたいだからね｡｡｡」

麻「うん｡｡｡」

責任を感じてる代わりに、
お母さんの優子への愛は大きいはずなんだけどな｡｡｡