第24話 ページ28
それは、とある休日の出来事だった。
午前中はずっとレッスンだったが、
その日の午後、特にやらなきゃいけないこともなく、談話室のソファーでゲーム三昧の1日にしてやろうと思ってやっていたら体力が尽き、待っていた。
『ねーーー、ひーーーーまーーーーーー』
至「ゲームは?」
『体力回復待ち』
至「なるー」
今談話室にいるメンツは、私、いっくん、咲也、一成、三角、太一、紬さん。
なんか(紬さんと咲也以外)うるさいやつらだな←
咲也「あ、じゃあテレビでも見ますか?」
『んー、特にみたいのもないから、みんなが見るやつを一緒に眺めてよーかなー』
咲也「僕も特にみたいものないんですけど、見たい人っていますかね...?」
咲也がそう聞くと、一成が「じゃあちょっとリモコン借りるねん」と言ってチャンネルをコロコロと変えていった。
太一「あんまり面白そうなのやってないッスね...」
三角「うんー」
一成「だねー...」
私は、そのコロコロと変わっていくテレビを眺める。
すると、一瞬、ほんとに一瞬だったが、見知った顔が映った。
『ねぇっ!!!!!』
「「「!?」」」
『さっきの!!!さっきのやつに戻して!』
突然叫んだのでみんなビックリしていたが、それどころではない。
至「急にどーした?」
一成「え?さっきのって...」
『ちょ、ちょっとリモコン貸して!!』
そう言い半ば無理矢理リモコンを貰う。←
そして、どのチャンネルか分からなかったため、先程回していたみたいに、その番組がつくまでまわした。
パッ
『あった......』
見つけた番組は“アイドルの日常に迫ってみた!”というものだった。
咲也「Aちゃんがアイドルとか見るのってなんか珍しいですね!」
三角「Aはアイドル好きなのー?」
『......。』
二人をそっちのけで、その見知った顔を探す。
そして、数秒後、私はテレビに釘付けになった。
紬「Aちゃん??」
『......いた...。』
紬「え?」
その場にいる全員がテレビの方を向く。
私といっくん以外はなんのことを言っているのかわかっておらず、頭の上にハテナが出てきているが、いっくんはわかったのか、目を見開いていた。
『いた......いた......』
『やっと、見つけた.........』
『そーちゃん......』
302人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霞草(プロフ) - にゃんまるさん» はじめまして!コメントありがとうございます!あ、ほんとですか!?すいません、誤字ですwwご指摘ありがとうございます! (2018年1月4日 14時) (レス) id: 9d5707087f (このIDを非表示/違反報告)
にゃんまる(プロフ) - こんにちは。こちらの作品読ませてもらってます!とても面白いです!。 大変言いにくいのですが、ポリ袋じゃなくてポチ袋じゃないでしょうか?そういう仕様でしたらすみません。 (2018年1月4日 13時) (レス) id: f67bcd144c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:霞草 | 作成日時:2017年9月26日 16時