第１０話 ページ13
それぞれ配置につき、準備も整った頃、全員のインカムに“あー、あー”と声が聞こえた。
「あー、みんな聞こえるかな？
部隊すべての準備が終わったことを確認した。
よって、これから戦争を始める。みんななら勝てるよ。」
ここまで言うと1回大きな深呼吸をした。
「よし、突撃ィィィィ！！！！！」
そのとたん、「「うぉぉぉぉぉぉっ！！！！」」というたくさんの兵の声が聞こえてきた。
私はそれを聞きながら、静かに裏から入っていく。
『......。』
息を押し殺して、ばれないよう、徐々に城へと近づく。
今回のターゲットはグルッペン・フューラー。及び幹部達。
厳しい戦いになる。
やはりマスターも感じていたのか。
いつも戦争を行うのであれば、敵の頭(国王とか)以外の兵を殲滅し、国民を人質に取り、国王を精神もろとも殺すというのが、マスターのやり方だ。
１度理由を聞いたことがあったが、“その方が国を支配下においたあと、抵抗しないでしょ？”とのことだった。
そんなお考えをもつマスターが、総統から殺せと命じられたのだ。
私が考えているより、よほど事態は危ないらしい。
どう殺して、どう逃げるか、はちあわせしたら...と考えながら進んでいると、近くの茂みから僅(わず)かだがガサッと音が聞こえた。
「！！」
息を潜め隠れていると、どこからか明るい声が聞こえてきた。
「おいっ！誰もいないやんけ！ww
ロボロ嘘つくなや！！！」
〔....や、...と.....て......！！〕
一人で話してるのかと思いきや、微かに聞こえた声の感じにインカム越しに話しているのであろう。
チラッと物陰から覗くと、そこには金髪で綺麗な水色の目の八重歯のやつがいた。
あいつも幹部だろうか...
ロボロと呼ばれたやつも気になるな
まだ話をしているため耳をすます。
すると、だんだんインカムの声も聞こえてきた。
〔いや、ほんまに！監視カメラに映ってたんや！〕
「見間違いとかじゃあらへんの？ww」
〔ちゃう！！見たんやって！！〕
「えぇー、ほんまー？？」
〔そーゆーシッマこそちゃんと探してるんか！？〕
〔探しとるわ！！〕
シッマ？
あぁ、もしかして、こいつが突っ込み隊長のコネシマか。
じゃあ試しにどのぐらい強いのか見せてもらおうかな。
そう思い、静かに奇襲を仕掛けることにした。
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霞草(プロフ) - すみれさん» 最後までありがとうございました！なるべく早めに作れるように頑張りますので、ぜひ待っててくださいっ！ (2018年6月8日 18時) (
レス) id: 640eef67dd (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - ついに完結...！最後まで面白かったです復讐劇かぁ...楽しみにしてます！ (2018年6月7日 22時) (レス) id: 8d87a6fb69 (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - すみれさん» いえいえ！こちらこそ見てくださってありがとうございます！！うっ、い、威圧が怖いなぁ(震え声)でも出来る限りがんばりますw (2018年6月4日 20時) (レス) id: 640eef67dd (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - おぉ一気に3つも更新してくれてありがとうございます！これからも更新ペース早めでお願いしますよ？^^(威圧) (2018年6月4日 18時) (レス) id: 8d87a6fb69 (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - ひかりさん» ほんと憧れますよね！！あんなお兄ちゃん欲しい...！これからの展開もお楽しみにしていてください...っ！！ (2018年6月3日 22時) (レス) id: 640eef67dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞草 | 作成日時：2017年8月1日 7時
