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今度はエリスちゃんの服を選んで居ると、コンコンと扉が叩かれる




中也「首領、中原です。少し用が、っておいっ!手前っ!」




中也さんの焦った声と共に扉が開かれる




「はぁい」




森「おや、珍しい客人だね」




『太宰……さん』




入って来たのは、同僚の太宰さん




どうしてここに来た……?




痕跡は隠して来たはずだけど




太宰「君、元ポートマフィアだったんだね」




『っ……どうしてここに』




太宰「どうして?これだよ」




太宰さんが見せたモノを見て、僕は急いで外套を探る




『いつの間に……』




外套のポケットの中に、GPSが入っていた




杏月「流石最年少幹部」




呆れた様に云う




太宰「と云っても過去の話さ。今は武装探偵社の太宰治だよ」




太宰さんはくつくつと笑った




エリス「久しぶりね、ダザイ!」




太宰「おや久しぶりだね、エリスちゃん」




太宰さんがエリスちゃんに伸ばした手を掴んで止める




『太宰さん。貴方が触れればエリスちゃんが消えますのでお辞め下さい』




太宰「……そうだったね」




僕が手を離すと、太宰さんは掴まれた処を擦る




そんなに強く掴んでないんだけどな




あ、そっか




僕に触れられたくなかったんだ




そうだよね




中也「太宰、なンの用でここに来た」




中也さんの言葉にハッと現実に戻される




用が無いのに来る程の仲じゃ無いし




そもそも用があってもそんなに近付きたくは無いし




太宰「中也を揶揄いに」




中也「ああ"!?」




太宰「代わり映えのしないいつも通りの返答ありがとう」




『……冗談は大丈夫ですよ?』




ニコッと目以外で笑うと、太宰さんは少し笑う




太宰「判ったよ。お姫様が三島くんが遅い、呼んできてって云っててねェ」




お姫様……?




ああ、脳内お花畑か




太宰さんは玲愛がポートマフィアに狙われてるっての知ってるんだっけ




てか呼んできてって……




『呼んできて、と云うと……?』




太宰「お願いしたい事があるからって」




『そ、うですか』




絶対仕事じゃんっ!

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マリア - 初コメ失礼します!初めて見たときに人生でいちばん共感できて神作者を見つけたと思って興奮状態でやばかったです!とにかくお気に入りです!これからも投稿頑張ってください!応援してます! (8月14日 14時) (レス) @page34 id: 89cecf6ca5 (このIDを非表示/違反報告)
村人C - 主人公さん、作者様、頑張ってください!!応援してます!! (2022年6月13日 21時) (レス) @page48 id: b372edcaf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ゼロラクさん» なって欲しいですね! (2022年6月4日 23時) (レス) id: 4e362c00f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロラク - 主人公に幸せになってほしい (2022年5月28日 21時) (レス) id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - りんご飴さん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年5月28日 10時) (レス) @page21 id: 4e362c00f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき | 作成日時:2022年1月18日 22時

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