猫被りの病み人間は社畜です2nd【文スト】

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社長に渡された待ち合わせ場所を見ながら歩いている僕




確かここら辺の筈なんだけど……




キョロキョロと周りを見渡していると、後ろから誰かに抱き着かれた




エリス「久しぶりね！A！」




『久しぶり、エリスちゃん』




今日のエリスちゃんはパーカーにスカートという、森さんの趣味としては珍しい服装だった




『珍しい格好だけど……可愛いね』




エリス「ホント！？嬉しい！朝のリンタロウすっごく気持ち悪かったけど、我慢して良かった〜！」




気持ち悪かったって……




森さん聞いたら面倒くさそ




『あれ、というか森さんは？』




周りにも居なさそうだし




エリス「逃げてきたわ！」




爽やかな笑顔で云わないでよ、エリスちゃん




『えぇ……。エリスちゃん、探しに、』




森「エリスちゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん！！！！！！！！ここに居たのだね！探したのだよ〜！！！！！」




僕越しに抱きつこうとする森さんを片腕で止める僕




『森さん暑苦しいですよ。僕越しに抱きつこうとすると辞めてください気持ち悪い』




というか触れて欲しくない、ロリコンが移りそう




エリス「リンタロウ！Aが困ってるからやめて！」




森「エリスちゃん〜！じゃあ今度私が困ってたらそういう事云ってね！」




エリス「嫌に決まってるでしょ！」




べーっと舌を出すエリスちゃん




可愛いな




『そういえば森さん』




『エリスちゃんの今日の服装、森さんっぽく無いんですけど衣装担当でも雇ったんですか？』




少し目をぱちぱちとした後、理解した様にああ、と頷いた




森「まさかそんな訳。今日はAくんがパーカー来てくるかな、と思ってね。エリスちゃんが一緒のお洋服がイイ！って云ったから」




『へぇ。というか何勝手に着る服の予想してるんですか。気持ち悪い』




森「酷い！というか君それほど服持っていないし、殆どパーカーしか着ないじゃないか」




『まぁ、そうですけどね』

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