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『両親は、彼奴らは私を異能商売の道具としか思って無かった!』
声を荒らげて感情的に
『人間を人間として見ていない奴らに、生きる意味なんてあると本当に思ってるの!?』
狂気っぽく
『だから、私は殺した!ねぇ、何か間違った事をしたの……?ねぇ!』
迫力がある様に
国木田「だ、だからと云ってっ」
『何?なんでそんな事が云えるの?そんなのは綺麗事にしかならないって知ってる?』
『私は、綺麗事を並べるだけの奴らは大っ嫌い!だから、私は自分自身で動いたの!殺したの!自由を得たの!』
「っ、な、ならなんで私だけ生かしたの!?私も、お母さんやお父さんと一緒に死にたかった!」
『はぁ?殺す訳無いでしょ』
そんな事をしたら、本当の意味で意味が無くなる
『証人が必要だったの!だから、麗奈の記憶を改ざんして、全部、顔も名前も知らない、殺人犯のせいにした!』
笑い乍
『貴方の性格のお陰で、私は一切怪しがられずに済んだ。そこだけは感謝してるよ』
ゆっくりと、優しく微笑む
『……さて』
窓枠に手を掛ける
『警察等を呼ばれたら面倒臭い事になりそうなので、殺人犯はさっさと逃げましょうかね』
『ああ、でも最後に』
私は麗奈を見る
『麗奈、貴方は優しい。ううん、優しすぎる。そこだけが、少し心配』
そう云残し、私は窓枠を飛び越えた
谷崎「Aさん!?」
1番近くに居た谷崎くんが窓から顔を出す
『……谷崎くん、みんなにも伝えておいて。麗奈をよろしくね』
___________________________
『ふぅ……』
地面に降り立った私は、1つの溜息を着く
「これで本当に良かったの?」
背後から声がした
『……ははっ、やはり、お見通しでしたか』
「まぁね。でも、本当にこれで良いの?あまりにも…」
『大丈夫です。この為に私は今まで武装探偵社に居たのですから』
『……判って居るのならお願いします。思い出させないでください』
『そして、事実も秘匿に。よろしくお願いしますね』
『名探偵、江戸川乱歩さん』
背後に居る人物にそう云い残し、私は歩き出した
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ゆき(プロフ) - 麗葉さん» ありがとうございます!そう言ってくださると嬉しいです! (7月17日 21時) (レス) id: 866adeca94 (このIDを非表示/違反報告)
麗葉 - 完結おめでとうございます!!ハッピーエンド余り好きじゃないんですがゆき様の作品は大好きですッッッ!! (7月16日 1時) (レス) @page44 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 月奈さん» ありがとうございます!逆だと思っている方も多いだろうな、と思い解説で話しましたwそう言って頂けると嬉しいです!応援ありがとうございます! (2022年3月31日 23時) (レス) @page48 id: 4e362c00f0 (このIDを非表示/違反報告)
月奈 - 遅れましたが、完結おめでとう御座います!題名、ずっと逆だと思ってました( ・∇・) 本編、番外編なども、とても面白かったです。これから引き続き応援させていただきます‼︎ (2022年3月31日 23時) (レス) @page49 id: 071b8e6376 (このIDを非表示/違反報告)
ルイにゃ(プロフ) - あっ、天使、、 (2022年3月23日 16時) (レス) @page48 id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2022年1月12日 19時