或る女と同級生 ページ4
五条悟は私の高専時代の同期だ
御三家の一つ五条家の跡取りにして六限と無下限術式を持つ特級呪術師であり、呪術界最強の男
それに加えて街を歩けば黄色い声が湧き上がるほどの容姿を整えている
そんな奴に私はずっと追いかけられている…否、執着させられているのだ
きっかけは同じ同期が高専から離反したことだ
離反した呪術師は彼と親友とよんでも過言ではないほど仲がいい奴だった
あの中で唯一まともだったのに彼は呪術師から呪詛師へと成り果てた
呪詛師となってしまった親友に悟は勿論ショックを受けた
その精神的なショックからか私にすがりつくように求めてきたが私はそれを無情にも払い除けた
それからか悟は私を求めるように執着し始めた
親友が離反し数年たった今でもその執着は変わらない
一度はその執着に嫌気が刺し、周囲の協力を経て一度悟の前から行方を眩ませた
行方を眩ませてからの数年後の今、知らないはずの私の電話番号に悟が何度もかけてきているのが現状だ
なんで電話番号を知っているのかは知らないが正直面倒臭い
こちらからの用も無いので悟の電話は全て無視を決めていた
『流石にうるさいから着拒しよ……』
私は「五条悟」と書かれた連絡番号を着信拒否に設定した
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作者名:雪燐 | 作成日時:2021年1月2日 15時