1話 ページ3
「おい太宰!!いい加減に起きろ!!」
国木田君の怒鳴り声で私は目が覚めた
瞼を開けると其処には鬼の形相をした国木田君がいた
「太宰!いつまで寝ているんだ!さっさと仕事をしろ!」
「もぉー国木田君たらー折角久し振りに夢を見たのにー」
「職場で寝るな!……全く探偵社は今忙しいというのにお前はダラダラと………」
ぶつぶつと文句を垂れ流す国木田君
そう、国木田君の云う通り武装探偵社は今と有る事件の解決に勤しんでいた
ヨコハマで起こる謎の通り魔事件
被害者は皆外傷は無く意識不明の状態で発見される
事件が起きて一ヶ月経つが最初に襲われた被害者は未だに目を覚まさない
犯人の目星もつかず捜査は難航していた
証拠も何も何もなく流石の乱歩さんでもお手上げの状態
故に探偵社では事件解決に向けて一致団結となり捜査に取りかかっていた
「さーて国木田君に怒られたことだし、前に見つけた自 殺方法でも試してみようかなー?」
外に出ようとしたその時
ピピピピピッ
私のポッケの中で機械音が鳴り響いた
「おや、珍しい」
ポッケから携帯電話を取り出し耳元にあてる
「はいもしもし?」
そこで聞こえたのは懐かしい声だった
『やぁ、太宰くん元気かい?私だよ西尾Aだ』
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
aoihosi1016(プロフ) - 中也endも読みたいです!楽しみにしています!! (2020年4月6日 2時) (レス) id: e749c9c1e6 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 頑張って下さい!更新待ってます! (2020年3月18日 8時) (レス) id: 8ab0d0e315 (このIDを非表示/違反報告)
綾津 - 文ストも物語シリーズも好きなので、この作品が大好きです!更新楽しみにしてます! (2019年8月25日 17時) (レス) id: 3cda621b77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪燐 | 作成日時:2019年7月30日 13時