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「別に俺達ゃ、酒飲めれりゃどこでもいいっスわ〜」
「アスファルトの上だろーとどこだろーと構いませんぜ。酒のためならアスファルトに咲く花のよーになれますぜ!」
『皆さん、花より団子ですからね。』
「うるせェェ!!ホントは俺もどーでもいーんだがコイツのために場所変更しなきゃならねーのが気に食わねー!!
大体山崎、場所取りに行かせたはずだろ…どこいったアイツ?」
『あ、土方さん、あそこに。』
「ミントンやってますぜミントン」
「山崎ィィィ!!!!!!」
土方が本音を言い、場所取りに言ったはずの山崎がバトミントンしているのを殴りかかりに行き、えりが『まぁまぁ…』となだめた所で、倒れていた近藤も復活した。
「まァ、そーゆうことなんだ。こちらも毎年恒例の行事なんでおいそれと変更できん。
お妙さんだけ残して去ってもらおーか。」
「いや、お妙さんごと去ってもらおーか。」
「いや、お妙さんはダメだってば」
「何勝手にぬかしてんだ、幕臣だかなんだか知らねーがなァ
俺達をどかしてーならブルドーザーでも持ってこいよ。」
「ハーゲンダッツ1ダース買ってこいよ。」
「えり置いて、フライドチキンの皮持ってこいよ。」
「フシュー」
「案外お前ら簡単に動くな。」
「つか、そこのお前、なんでえりを渡さなきゃ行けねぇんだよ。」
「えり、そんな男ばかりの貪らしいところにいないでこっち来るアル」
「松田隊長をとるなー!」
「俺たちの華をとんじゃねー!ただえさえ男しかいないムサイ連中にいる華……言ってて悲しくなってきた(泣)」
『……(^^;)』
えりの背後で涙ぐむ数名の隊員たちをえりが苦笑して見ていたが、その一方で銀時達に喧嘩腰で絡む隊員もいた。
「面白ェ幕府に逆らうか?」
「今年は桜じゃなくて血のまう花見になりそーだな…」
「てめーとは毎回こうなる運命のよーだな。
こないだの借りは返させてもらうぜ!」
『ちょ、土方さん!落ち着いてくださ』
「待ちなせぇぇぇ!!」
『総悟?』
土方が刀をぬこうとした時、沖田の大声が話をさえぎった。
「堅気の皆さんかまったりこいてる場でチャンバラたァいただけねーや。
ここはひとつ花見らしく決着つけましょーや。
第1回陣地争奪…叩いて被ってじゃんけんぽん大会ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
「「「「花見関係ねーじゃん!!!!」」」」
全員のツッコミが揃った。
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作者名:Tyina | 作成日時:2022年5月29日 23時