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プロローグ ページ1

ーえり、ー












ーえり、ごめんね……ー













だれかがあやまってる













どうして、あやまるの……?














































ー____、_____ー
























……あれ








わたしは

































どうしてここにいるの?













































『…ん……』

目を開けると、眩しい朝日が襖の隙間から差し込んでおり、体を起こし襖を開けるといつもと変わらない青空が広がり、朝日が壁にかかっている真選組の制服を照らしていた。

『…また、この夢…』

昔から時々見る不思議な夢、誰かが名前を呼んでいる、なんで泣いているのか聞こうとするか……

何かを言われた途端、何を言おうとしていたのか忘れてしまい気がついたら道端に刀を持ってたっている……そんな夢だった。

襖をしめ、真選組の制服に着替え、枕元に置いてある刀を腰に下げた時、襖の向こうから声が聞こえた。

「えり、起きてやすか?」
『!うん。おはよう。』

襖を開けると、同じく真選組の制服に身を包んだ少年、沖田総悟がたっており、えりの部屋に入ると座り込んだ。

「ちょっと匿ってくだせぇ。土方のヤローがしつこいんでさぁ。」
『報告書、また土方さんに白紙のまま渡したの?』
「いや、毒入りマヨネーズを渡したら珍しく事前に気が付きやがって…」

ちょっとつまらなそうにしている総悟に苦笑いしつつ、白の紙紐で髪を括りあげるとそれをじっと見ていた総悟が「髪、伸びたな、」と呟いた

「切らねぇんですかぃ?」
『うん。もうしばらく伸ばそっかなって。』

髪をまとめ姿見の前で確認すると、えりは総悟に手を差し伸べた。

『総悟、いこ。』
「……分かりやした。」

総悟の手を取り、えりはー松田えりは食堂へと向かった。

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作者名:Tyina | 作成日時:2022年5月29日 23時

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