＊ ページ13
キョトンとした虎杖に伏黒は言葉を続けた。
「あの時俺達それぞれの真実が正しいと言ったな。
その通りだと思う。逆に言えば俺達は2人共間違ってる。｣
「あの時って…虎杖君が僕と会う前に1回死んだって言ってたあの……?」
「順平はまだいなかったからな。」
「答えがない問題もあんでしょ。
考えすぎ。ハゲるわよ。｣
『……ん。』
Aは限界を迎えたのか頭を伏黒の布団に預け寝息を立てていた。伏黒はAの方に視線を向け優しく頭を撫でると、虎杖の方に向き直った。
「そうだ、答えなんかない。
あとは自分が納得できるかどうかだ。
我を通さずに納得なんてできねぇだろ。弱い呪術師は我を通せない。
それに……Aのことだって守れねぇ。
こいつの許嫁としても、呪術師としても今のままなんてごめんだ。
俺も強くなる。すぐに追い越すぞ。｣
「!……ははっ!相変わらずだな!!」
「私
「!!うん!!」
吉野は釘崎に名前をよばれ嬉しそうにしていた。
「それでこそブラザーの友達だな。」
「「「「…………」」」」
いつの間にかこの場にいた東堂の発言により一瞬空気が凍った後、弾かれたように虎杖が窓の外へと飛び出して行った。
伏黒、釘崎、吉野は「「「(アイツ、やべぇな)」」」という顔で見送った。
「どこへ行くブラザァァー!!」
「感謝はしてる!でも勘弁してくれ!!
あの時俺は正気じゃなかった!!」
後から追いかけ一部始終を見送った吉野はそっと窓ガラスをしめ、釘崎は食べ終えたピザの箱を片し、伏黒はティッシュで手を吹くとAをベットに寝かせてから手を洗いに洗面台へと足を運んだ。
「伏黒ー、A部屋に連れてく?」
「いや、いい。寝かせておく。」
「そ。それじゃあ、そろそろずらかるわよ。」
「お大事にね。伏黒君。」
「おう。」
吉野と釘崎が部屋から出ていき、伏黒とA2人きりの空間になった。
落ち着いた寝息を立てているAの隣に潜り込むと、そっと抱き寄せた。
「……(…Aは特級呪霊をギリギリまで追い詰めた…このことが上層部に伝わったらこいつは今まで以上の期待を賭けられる……その圧に…Aは絶対に潰される……
お前の隣にずっと立てるように早く強くなる。
だから……)
……ずっと笑っててくれ…」
伏黒は穏やかな表情で眠っているAの額に口付けると、自分も眠りについた。
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Tyina(プロフ) - mythosさん» この世界の直哉くんは綺麗な直哉くんです笑。夢主ちゃんは160〜165cmぐらい、と設定しております。(ぐらい、なのは原作の方で虎杖君達が成長中で正式な身長が出てないのでそれに合わせております) (2022年7月4日 13時) (
レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
mythos(プロフ) - Tyinaさん» お久しぶりです。質問の答え教えて頂いてありがとうございます。あの直哉が・・・、ではあの台詞はもう言わない感じなんですね・・・。最後の質問です。夢主ちゃんの身長教えてください！ずっときになってまして・・・。 (2022年7月3日 21時) (レス) id: 908403f7fb (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 縁儺さん» ありがとうございます!!そう言って貰えて嬉しいです( ；꒳； ) (2022年5月10日 11時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
縁儺 - はぁー…癒し…(尊死) (2022年5月9日 22時) (レス) @page39 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - はにみずさん» 返信が遅くなりました。はにみずさん、ありがとうございます( ；꒳； ) (2022年5月9日 12時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tyina | 作成日時：2021年5月26日 14時
