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「(クソ……まただ…のっとれない……この虎杖とかいう小僧、一体……何者だ?それに……あの小娘……まさか……)｣
「あれ、大丈夫だった?」
「驚いた、ほんとに制御できてるよ!」
「でもちょっとうるせーんだよな。アイツの声がする。｣
｢それで済んでるのが奇跡だよ。｣
五条は虎杖の額に指を当てた。
すると、虎杖は意識を失い崩れるように倒れたのを五条が支えた。
「何したんですか…」
「気絶させたの。
これで目覚めた時宿儺に体を奪われていなかったら彼には器の可能性がある。さてここでクエスチョン。彼をどうするべきかな?」
そう話題を振った五条に伏黒は、隣にいるAが無事なのを確認してから口を開いた。
｢……仮に器だとしても、呪術規定にのっとれば虎杖は処刑対象です。でも死なせたくありません。｣
「……私情?」
「私情です。何とかしてください。」
伏黒が珍しく私情を使ってまで殺したくないと言ったことにAは目をぱちくりさせていた。
「って、恵は言ってるけど、Aはどうしたい?」
『私、ですか?』
「次期呪術界を指揮するAにも聞いておこうと思ってね。
Aも聞いててわかったでしょ?
宿儺を取り込んだことも。この子が処刑対象なことも。」
『……正直に言います。私は彼にはあったばかりなので、どういう性格の持ち主なのか、どういう状態で特級呪物を飲み込んだのかが分かりません。』
「……………」
『……でも、彼が本当に器で両面宿儺を制御できるのであれば、問題は…多少はありますが私の家や五条先生がカバーすれば大丈夫だと思います。
それに…恵が私情を使ってまで死なせたくない彼を処刑対象にしたくありません。』
『!!…A…』
「クックックッ、かわいい生徒達の頼みだ。任せなさい!｣
虎杖を担ぎあげた五条がｸﾞｯと親指を立てた。
「あ、そうそう。A、今日こっち泊まりね。」
『ｯえ!?』
「こんな事態になってるとは思わなくってさ、伝えてなかったけど、恵と一緒の旅館に泊まっといて。」
『…わかりました。』
「恵、ここからは一旦別行動だから、しっかりAのこと、守るんだよ。婚約者様。」
「……当たり前です。」
五条は虎杖を連れてどこかに行ってしまった。
伏黒はボロボロのまま立ち上がると、Aはそれを見兼ねて手を貸した。
『ごめんね、反転術式使えなくて…』
「いや、気にすんな。まだ使ったらダメなんだろ?」
『うん……旅館着いたら応急処置するね。』
「あぁ。頼む。」
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星空(プロフ) - Tyinaさん» やっぱりですか！そうですよね、鏡花ちゃんと夜叉白雪良いですよね(紅葉姐さんの金色夜叉も素敵です) (2021年5月30日 23時) (
レス) id: ad3ae7d03c (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 星空さん» あ、わかっちゃいました笑、私、鏡花ちゃんの夜叉白雪がめちゃくちゃ好きで、人型の術式＝夜叉白雪、みたいなところがありまして笑 (2021年5月30日 23時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 夢主の術式の夜叉白雪、、、文ストを思い出しました笑（そういうつもりは無かったら申し訳ないです…） (2021年5月27日 18時) (レス) id: ad3ae7d03c (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!!こちらのミスで非表示になってました！ (2021年4月29日 11時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - さきんちょさん» 喜んでいただけて幸いです！もう少しあとの予定にはなりますが過去編を作る時、耀哉様を今よりも出す予定なので、待っててください！ (2021年4月29日 11時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tyina | 作成日時：2021年3月27日 20時
