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「乗り換えミスってもし会場に辿り着けなかったら俺は何しでかすかわからんぞ。付いてこい真依。｣
あまりにもオロオロとしている真依を見て、可哀想に思ったのと純粋にチケット代がもったいないなと思ったAは、『確かに間に合わなかったらもったいないね……』と言った。
「!!……もうっ、勝手な人！！｣
どこかほっとしたように、去っていく東堂の後ろに着いて帰ろうとしていた。
「アンタ達、交流会はこんなもんじゃ済まないわよ。｣
「何勝った感出してんだ！！制服置いてけゴラァ！！｣
「やめとけバカ。｣
『の、野薔薇ちゃん……
……あ。』
Aの声に何人かの動きが止まった。
『……これ以上仲間のことをこうやって傷つけたりしないでくださいねー!!』
去っていく東堂たちの後ろ姿にそういうと、真依がギョッとしたように振り返って頷くと足早に消えた。
「……A、そろそろ安倍川次期当主としての自覚を持とうか……」
『え、持ってると……思ってたんですけど……』
「あ、うん。ちゃんとその自覚を持ってるのは知ってるよ。けどそういうことじゃなくて……(どう伝えれば…)」
『?』
「「「(……家柄上と位の位置と威厳の話だよ……)」」」
ものすごく困り顔になっている夏油にAも困った顔をしているのを見て、遠く離れた真希達はそう思っていた。
『!!……恵、ちょっとまって。』
怪我をしている所をハンカチで押さえ、家入の所に向かおうとした伏黒をAは止めると、怪我の所に手をかざした。
『(コツは掴めてる……だから)』
「反転術式……!?」
「Aっ、いつの間に……!?」
そっとかざしていた所から手を離すと怪我は跡形もなく消えていた。
「治ってる……。」
『(できた…かな?)恵、痛くない?』
「あぁ。」
『よかった。』
伏黒の怪我が消えたのを確認し、ほっと息を吐いたとき、反転術式を使えたのを見た五条がAの頭を撫で回した。
「凄いじゃーん!!A!!」
『五、条先生?』
「ちゃんと使えてるね。後で硝子の所に報告しようか。」
『はい!』
五条と夏油がAを褒めると、真希達もAを褒めた。
大人数で褒められたことが少ないAは照れたように顔を赤くた。
「ずっと頑張ってなもんな、ありがとう。A。」
『////』
伏黒に微笑まれ、ポンポンと頭を撫でられると今度こそ顔を真っ赤にしてうずくまってしまった。
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星空(プロフ) - Tyinaさん» やっぱりですか！そうですよね、鏡花ちゃんと夜叉白雪良いですよね(紅葉姐さんの金色夜叉も素敵です) (2021年5月30日 23時) (
レス) id: ad3ae7d03c (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 星空さん» あ、わかっちゃいました笑、私、鏡花ちゃんの夜叉白雪がめちゃくちゃ好きで、人型の術式＝夜叉白雪、みたいなところがありまして笑 (2021年5月30日 23時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 夢主の術式の夜叉白雪、、、文ストを思い出しました笑（そういうつもりは無かったら申し訳ないです…） (2021年5月27日 18時) (レス) id: ad3ae7d03c (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!!こちらのミスで非表示になってました！ (2021年4月29日 11時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - さきんちょさん» 喜んでいただけて幸いです！もう少しあとの予定にはなりますが過去編を作る時、耀哉様を今よりも出す予定なので、待っててください！ (2021年4月29日 11時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tyina | 作成日時：2021年3月27日 20時
