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「本当ですか、嬉しいっす!!」
「ふふ、私も嬉しい」
『……?(あれ?山崎さん達?なんでここに?)』

遠くの方に見知った顔が見えたようなきがし、一瞬そちらをむくも、すぐにミツバと沖田との話に戻った。

「じゃあ嫁入りして江戸に住めばこれからいつでも会えるんですね」
「そうよ」
「僕…嬉しいっす」
「フフ、私もよ」
『じゃあ、いつでもミツバちゃんとお出かけできるんですね、いっぱい連れていきたいなって思うところあるんですよ』
「まぁ、それは楽しみ」
「でも僕心配です。江戸の空気は武州の空気と違って汚いですから。お身体にさわるんじゃないか…
見てください、あの排気ガス」
「え、何?どれそーちゃん。」

ミツバが沖田が指さした方を向いたすきに、山崎達の方にバズーカをぶっぱなしており、えりはなんとも言えない表情で沖田を見ていた。

『(総悟…見られたくないのは分かるけど…)』
「!、まぁ何かしらくさい」
「酷い空気でしょ、姉上の肺にさわらなければいいんですが…」
『(今のは総悟が原因だけど…)
総悟の言う通りです。武州よりも空気が汚い江戸にきてミツバちゃんの調子が悪くならないか心配です。』
「病気なら大丈夫。そーちゃんとえりちゃんの毎月の仕送りのおかげで治療も万全だもの」
『ならいいですが…体調悪くなったらすぐに教えてください。』
「ええ、ありがとう、えりちゃん。」

心配そうに見つめる2人に微笑むとミツバは「それよりも…」と話を続けた。

「そーちゃん達こそ大丈夫なの?
ちゃんと3食ごはん食べてる?」
「『食べてます』」
「忙しくても睡眠ちゃんととってるの?」
「とってます。羊を数える暇もないですよ」
『しっかり取れるようにしてます』
「皆さんとは仲良くやってるの?虐められたりしてない?」
「うーん、たまに嫌なやつもいるけど…僕くじけませんよ。」
『(山崎さんたちの視線が突き刺さってるよ総悟…)』
「えりちゃんも大丈夫?男世帯でしょう?嫌なことされてない?」
『大丈夫ですよミツバちゃん。この通りしっかりやってますから。』
「えりは毎朝、隊士の稽古に付き合うくらいしっかりやってます。それにえりに逆らう奴がいたら、僕が相手してますから。」
「「(それはほんとにボッコボコにな)」」

遠くに座る山崎達は、少しでもえりに反発的な態度を示したものがどうなったか知っているため、少し遠い目で沖田と何も知らないえりのことを見ていた。

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lua(プロフ) - pixivから来ました!!この作品めっちゃ好き (1月16日 12時) (レス) @page1 id: 7cec922e04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Tyina | 作成日時:2023年8月21日 2時

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