番外編 ページ47
.
胡蝶しのぶが柱になった頃の話
しのぶ「新しく蟲柱になりました、胡蝶しのぶです」
胡蝶しのぶ、その名前を聞いて
杏寿郎はピンと来た
杏寿郎「君が胡蝶か!俺は炎柱、煉獄杏寿郎だ!」
しのぶ「煉獄さんですね!煉獄といえば…お姉さんはお元気ですか?」
しのぶがそう聞くと、杏寿郎は少し顔を暗くした
杏寿郎「…姉上は、七年前に亡くなった」
しのぶ「…そう、ですか」
明るかった雰囲気が一気に暗くなる
あまり聞いてはいけない話題だった、としのぶは察する
長い沈黙が続く中、口を開いたのは杏寿郎だった
杏寿郎「…姉上の遺書に、胡蝶の事が書かれていたが
知り合いなのか?」
しのぶ「…六歳の頃、とある山で知り合ったんです。
色んなことを教えてくれました。」
一週間に一回しか会えなかったんですけどね
と、付け足す
杏寿郎「そうか…そういえば、姉上から伝言だ
"空にいます"…と」
遺書のことを思い出し、泣きそうになる杏寿郎
しのぶ「…空にいます、って…
私はもう子供じゃないんですよ…ッ」
そしてしのぶも同様
視界がぼやけて、喉の奥が熱くなる
泣き顔を見られまい、と
しのぶは下を向いた
しのぶ「…お墓のある場所、教えてくれませんか?」
杏寿郎「あぁ…行ってきてくれ、姉上も喜ぶだろう」
しのぶに墓のある場所を教え、その話は終わった
.
後日
杏寿郎が墓へいくと
先客が来ていたのか、線香が焚いてあった
そして、一つの花冠が
杏寿郎「…来てくれたんだな」
そう呟き、少し、花冠を持ってみる
その花冠は、Aの作る花冠と同じ作り方だった
==================
リクエストがあったので
書いてみました
こんな感じで良かったです…?
1027人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪乃華(プロフ) - 雅さん» お読みいただきありがとうございます! (1月31日 21時) (レス) id: 793fca1557 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 目から汗ガァぁぁーーー。 (1月30日 22時) (レス) @page50 id: 64932f3273 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃華(プロフ) - あまねさん» ありがとうございます!読者の皆様のおかげです。 (1月3日 0時) (レス) id: 793fca1557 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 完結おめでとうございますゥゥゥゥゥゥゥゥゥ (1月2日 17時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃華(プロフ) - さたぽさん» うおぉぉ!お褒めの言葉ありがとうございます…! (2021年1月10日 3時) (レス) id: 82848314f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪乃華 | 作成日時:2020年3月31日 16時