番外編:もしも彼氏(モブ)がいたら!(後半) ページ17
次の日、私はいつも通りピタゴラなスイッチのテーマのアラームを止めて目覚めた。
今日は俊介とデートの日だ♪とワクワクしていると、
何故か滅多に連絡が来ないお母さんから連絡が来ていて、すぐさまメッセージアプリを開くと、内容は
【俊介がトラックに撥ねられた】
ということだった。急いでお母さんに電話をかけると、既に息を引き取っているそうだ。
『うあっ、ひくっ、どうして、俊、介がっ!あぁぁああ"!!』
私は一通り泣いてから,食堂へと足を運んだ。辛い時でも,お腹が空いてしまうのは何故だろうか?
食堂へ着くと、ちょうど帰ってきたのか、羊先輩と凪くんがそこにいた。羊くんは、私の赤くなっている目に気づいたのか、
「どないしたん?なんか辛い事でもあった?もしよかったら話聞くで?」
と言って、抱きしめてくれた。凪くんは、何も言わずにただ背中を撫でてくれてた。
豹馬と廻くんも起きてきて、私が異常な状態だと気づくと,駆け寄って来てくれた。誰かに話を聞いてほしくて、私は全てを話した。するとみんなは
「そっかそっか。」
「無理しいひんでね」
「良く頑張ったな」
と声をかけてくれた。みんなの優しさが身に染みて、私は決壊が崩壊したように,泣き出してしまった。
『ふあっ、う"っ、ううっ、なんでっ!どうしてっ!』
私は段々とみんなに依存してきている。だって皆んなが優しいから。
段々と泣き疲れてきて、私は羊くんの腕の中で泥のように寝てしまった。私以外の皆んなが笑顔なことも知らずに。
side凪
それは,蜂楽がAに「彼氏いるのー?」と聞いた事が発端だった。もちろん自分も例外じゃ無いけど、周りの奴らはAにおっっもい好意を寄せているから,口々に
「俺の事だろ」
と言い始めた。だがしかし、Aが答えたのは聞きたくも無い一言だった。
「いやいやいるよ?ていうか明日デートなんだよね♪」
その瞬間周りの空気が凍り、みんなが色々言い始めた。蜂楽なんかは壊れちゃったし。それに加えて、Aは更なる爆弾を投下してきた。
「そいやぁ、豹馬には伝えて無かったね。私彼氏いるんだよ!同級生で、とっても優しくてかっこいいの!」
惚気出した。流石にこれ以上黙ってられない。俺はAに絵心の場所を聞き出し、食堂を出ようとすると
「あ、俺も絵心さんに用があってな。凪くん一緒に行こ。…凪くんもあいつのこと潰しに行くん?(コソッ)」
と,周りに聞こえない声で氷織が話しかけてきた。
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轟紫音(プロフ) - マスタードさん» 是非是非描かせてください!! (2023年2月9日 23時) (レス) id: db00a10190 (このIDを非表示/違反報告)
マスタード(プロフ) - 追記:結構難しい物をお願いしているので書かなくってもダイジョブです。応援してます!! (2023年2月5日 11時) (レス) id: 939cd7d5e4 (このIDを非表示/違反報告)
マスタード(プロフ) - リクエスト良いですか?世一君のヤンデレ度MAXやつがほしいです!!物語に支障が出るぐらいのドロドロのやつが読みたi((番外編とかのifでいいので…バリバリガチガチのやつが読みたいです… (2023年2月5日 11時) (レス) @page29 id: 939cd7d5e4 (このIDを非表示/違反報告)
轟紫音(プロフ) - GurauGaさん» ww.了解です!メンタルも徐々に回復してきているので、続きを製作中です!ありがとうございます! (2023年1月29日 23時) (レス) id: db00a10190 (このIDを非表示/違反報告)
GurauGa(プロフ) - 紫音さんの気の向くままに書いて欲しいのですがやはり冴様を書いて欲しいです (2023年1月27日 6時) (レス) @page31 id: 1e7013ed24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:轟 紫音 x他1人 | 作成日時:2022年11月10日 22時