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侑が張り切って動画を撮ってtik〇okにupした翌日の部活。
角名「ねぇ、昨日侑がtik〇okにupした動画。俺のおすすめにも出てきたんだけど笑」
銀島「良かったなぁ。侑、ほんまにバズっとるで」
2人が笑いながら話しかけるが当の本人は微妙な顔をしていた。
そんな侑を見て銀島結が声をかける。
銀島「なんや。あんまり嬉しくなさそうやなぁ」
それを聞いて侑は顔を上げる。
侑「いや、嬉しくない訳では無いんや。むしろ嬉しい!!…けどな、これ見てみぃ!!」
どんよりとした顔で侑は自分のスマホを2人の前に突き出した。そこには昨日の動画に沢山のいいねとコメントが着いていた。
〇コメント
・初めて見たけどイケメンすぎ!!と思ったら双子!?
・イケメンの双子に見惚れてたけど最後の女の子に一瞬で心臓撃ち抜かれた…
・最後の女の子今日から私の推しになりました
・高校生!?こんな顔面偏差値高い高校行ってみたい人生だった…
・最後の女の子誰!?可愛すぎてやばい!!
・双子かと思ったらみつご!?スペック高すぎ…
そこにはたくさんのAに関するコメントで溢れていた。
角名「うわぁ」
銀島「おぉ。Aモテモテやな」
銀島の言葉に侑は眉を寄せた。
角名「つまり全部Aに持ってかれて侑は悔しがってる訳??」
角名がそう聞くが侑の答えは全く別だった。
侑「いや!!Aが可愛ええのは俺が1番知っとる!!んなことよりまずいのはAの存在に日本中の奴らが気づいてまうことや!!現に昨日の夜からAのインスタの友達申請が止まらんねん」
侑はそう言うと苦虫を噛み潰したような顔をして跪いた。
角名「えぇ〜。そっち?」
銀島「俺も角名と同じこと考えとった」
角名「でしょ?」
そんな時ガラガラと体育館の扉が空いて治とAが入ってきた。治がAをバックハグしながら。
『…治、歩きにくい』
治「オカンが女の子は体冷やしちゃいかん言うとったからな。温いやろ?」
『…うん。あったかい』
そんなはたから見ればバカップルのような会話をして登場してきた2人。
角名「あ、A。おはよう。あれなんとかして」
『…倫太郎。おはよう。…侑?』
角名の視線の先には侑。
それに訳が分からないというふうに首を傾げるA。
そのあともそんな状態だった侑は数十分後北さんに正論パンチをかまされ、部活に参加するのだった。
ちなみにインスタの友達申請は全て兄と手により拒否されました。
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作者名:はち. | 作成日時:2021年4月5日 20時