コウ様誕生日編2話 ページ37
雪宮side
飾り付けよし、食事とケーキは私と望月先輩、涼太で準備をして…あとは衛に合図を送るだけ、だが…
『……この格好必要ある?』
なぜかわからないが、髪を下ろしてひらひらのカチューシャをして、スカートが短めのメイド服を涼太と剣介に着させられた。最初はエプロン代わりかなー?とか呑気なこと考えてたんだけど、料理終わっても脱いじゃダメって。
剣介「大丈夫、めっちゃ似合ってるから」
涼太「そうだよ、写真たくさん撮っておいたから」
君たちアイドルだろ。なぜ私を撮るんだ。……それと、もうひとつ気になることがあって…
『…涼太、この巨大な箱なに?涼太から昂輝への愛のプレゼント?愛重くね』
部屋の隅に謎の巨大なプレゼント箱がある。サイズ的に…そうだな、涼太入れるかな?狭いか?
涼太「よく聞いてくれた、A。こっちおいで」
なぜか涼太は満足げに笑って、手招きしながら私を箱の横に連れてきた。
涼太「とりあえず、入ってて」
『ん?』
謎の台詞と共に、身体が浮いた。剣介に持ち上げられ、私はそのまま箱の中に入れられた。
剣介「……捨て猫みたいだな」
望月「大きな捨て猫ですね、持ち帰るかどうかすごく悩むサイズです」
『悩まないで、拾って。…ていうかこの箱、蓋開けたら横の面もバーンって開くのかと思ったわ』
剣介「それな、俺もそう思ったんだけど開かなかったから上から入れたわ」
そもそもなぜ私を入れたんだ。ゴミ箱か?
涼太「A姉さんには、ここにいてもらう。この箱はコウに開けてもらうから、それまでは大人しくしててね?」
『えーっ、寂しいー!!』
クラッカーパーンってやりたいのにー!!
剣介「A姉、コウのために、頼む!!」
昂輝のためとなるとお姉さんとして我慢しなきゃいけない気がする…よし、お姉さん頑張る
涼太「コウのため、という言葉に弱いね」
剣介「それは多分みんな一緒」
望月「わかります。昂輝くんのため、という言葉は1番力がありますよね」
みんな昂輝が大好きだからね。
涼太「さて…じゃあ、衛を呼ぶよ?」
一同「はーい」
剣介にふたを閉められた私は、箱の中に引きこもった。
35人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪藤(プロフ) - キルシュさん» こちらこそありがとうございました!優しいお言葉もありがとうございます!またなにかリクエストがありましたらぜひどうぞ!! (2019年5月22日 12時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
キルシュ(プロフ) - リクエストありがとうございました!男達がケーキでわちゃわちゃやってる横で、夢主がうさド美味しいって言ってる所とか最高です!これからも応援してます。体を壊さないよう、マイペースな更新楽しみにしてます! (2019年5月22日 8時) (レス) id: 649c05d944 (このIDを非表示/違反報告)
雪藤(プロフ) - 如月月亜さん» ありがとうございます!リクエストもありがとうございました!またなにかリクエストがありましたら、お気軽にコメント欄にどうぞ! (2019年5月18日 21時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
如月月亜 - リクエストした作品がすごく面白かった…いや!リクエストしてない作品も全部面白いんですが!!すごく良かったです!これからも頑張ってください! (2019年5月18日 20時) (レス) id: db7ced2e84 (このIDを非表示/違反報告)
雪藤(プロフ) - キルシュさん» リクエストありがとうございます!いいですね、ぜひ書いてみたいです!頑張ります。 (2019年5月13日 23時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪藤 | 作成日時:2019年5月8日 23時