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小さな天使編1話 ページ16

睦月side

仕事の帰り、夜道をひとりで歩いていると小さな何かが俺の足に突進してきた。

始「……?なんだ?」

『…!は、はじめ…?はじめっ!!』

その小さな何かは、俺の声に反応してぴょんぴょん跳ねている。…よく見えないが、女の子か?

『よかったっ、はじめ、さがしてたんだよ!はじめなら助けてくれると思って!』

始「はぁ…?知り合いにこんな子いただろうか…」

もしかしてファンの子か?いやまさか…こんな時間に子供を外に出しはしないだろう。じゃあ迷子?迷子の子が俺を探すか?

『…?私だよ、はじめ。雪宮A』

始「雪宮…、は?A?」

『うんっ』

Aがこの時間に外にいるならわかるが…なぜこんな小さいんだ?色々聞きたいところだが、Aが少し寒そうにしていたから、抱き上げて連れて帰ることにした。



ツキノ寮に戻ると、春が出迎えてくれた。出迎えてくれたはいいが、俺の腕の中で眠るAを見て、少女を誘拐したのか、とかギャーギャーうるさかったから黙らせた。(物理)

始「これはAだ。拾った」

春「いやいや、Aさんが落ちてるわけ…」

始「とりあえず、こいつは俺の部屋で一晩過ごさせる。明日の朝事情を聞こう」

春「え、待って?仮にAさんだとしたら、Aさんは嫁入り前の女性…」

始「俺とAは、実家ではよく一緒に寝てた」

春「は!?」

どうやら驚いて固まったらしい。そんなに驚くことあるか?姉弟みたいなもんだし、特に深くは考えたことがない。

始「それじゃ、Aを布団に寝かせてくる。じゃあな、春。おやすみ?」

春「え、あぁ…おやすみ、お疲れ様」

ぽかんとする春を置いて、俺は自室へ戻った。



ベッドで眠る小さなAは、昔の姿そのままだった。昔は、よく遊んでもらったな。

始「…さて、こいつをどうするか」

小さくても、春の言う通り嫁入り前の女だ。今更といえども一緒に寝ていいものか?

始「……いや、いいや。おやすみ」

眠気には勝てなかった。俺は、ベッドの上のAの横に横たわり、静かに目を閉じた。

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雪藤(プロフ) - キルシュさん» こちらこそありがとうございました!優しいお言葉もありがとうございます!またなにかリクエストがありましたらぜひどうぞ!! (2019年5月22日 12時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
キルシュ(プロフ) - リクエストありがとうございました!男達がケーキでわちゃわちゃやってる横で、夢主がうさド美味しいって言ってる所とか最高です!これからも応援してます。体を壊さないよう、マイペースな更新楽しみにしてます! (2019年5月22日 8時) (レス) id: 649c05d944 (このIDを非表示/違反報告)
雪藤(プロフ) - 如月月亜さん» ありがとうございます!リクエストもありがとうございました!またなにかリクエストがありましたら、お気軽にコメント欄にどうぞ! (2019年5月18日 21時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
如月月亜 - リクエストした作品がすごく面白かった…いや!リクエストしてない作品も全部面白いんですが!!すごく良かったです!これからも頑張ってください! (2019年5月18日 20時) (レス) id: db7ced2e84 (このIDを非表示/違反報告)
雪藤(プロフ) - キルシュさん» リクエストありがとうございます!いいですね、ぜひ書いてみたいです!頑張ります。 (2019年5月13日 23時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪藤 | 作成日時:2019年5月8日 23時

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