ツキプロドッキリ打ち合わせ編2話 ページ2
『いた!呂庵、ストップ!』
事務所内をあちこち探し回っていると、呂庵が一人で歩いているのを見つけた。
呂庵「あれ?Aちゃんだ、久しぶりー!何年ぶりかな?」
『…あぁ、久しぶり。同じ事務所なのにお互いなかなか会えなかったからね』
呂庵と、ここにはいないけど零さんはタレント時代によくお世話になった。引退してからは、初めて会うのかな?
呂庵「引退して以来、だよね?でも最近もちょくちょく出てるじゃん、復帰したの?」
『してないよ。可愛い後輩をサポートするために出てるのよ。……実際は社長に売られたというのが正しいが』
呂庵「なるほどー、昔からAちゃんは多忙だったもんね!だからこんな敏腕マネージャーに…」
『なってない(笑)サブマネだし』
呂庵「えー?でもさ、Growthだけじゃなくて、グラビ、プロセラ、SOARAやQUELLのサポートもやってるんでしょ?すごいすごい」
えらいね、と呂庵は私の頭を撫でてきた。柊羽と一緒で呂庵もこうしてやたら頭を撫でてくるんだ。
『……。まぁいいや、それより、あのドッキリの話なんだが…』
呂庵「あ、その話かー!ごめんごめん、最初っから脱線してたね。ドッキリ、一緒に頑張ろう!」
『おー(棒)…零さんはどこにいるかな?出来れば一緒に打ち合わせをしたい』
呂庵「そうだね!じゃあ一緒においでよ、これから零と一緒にご飯食べに行くところだったんだ!一緒に奢ってもらおう!」
そう言って呂庵は私の手を引いて零さんとの待ち合わせ場所へ向かって行った。
呂庵「あーいたいた!おーいっ、お待たせ!」
零「呂庵。遅かっ…ん?君は、もしかして…」
『…お久しぶりです』
呂庵「Aちゃんだよー!」
零「あぁ…久しぶり。大きくなったな」
まるで親戚のおじさんだ。ちょっと屈んでこんなに成長して…と呟きながら頭を撫でてくる零さんは、まじで親戚のおじさんだ。
呂庵「なんか親戚のおじさんみたい」
『零さん、私25ですよ』
呂庵「同い歳感がない」
よく言われる。小さいからか?衛と2人で仕事した時に「マネージャーさん、歳下ですか?」と衛が言われているのをこの間聞いた。それ以降、衛は現場で私のことを度々「姉さん」と呼ぶ。
零「見た目がすごく若いな。いや、25は十分若いが」
それは幼いと言いたいのか。
零「いや、でも…綺麗になったな」
呂庵「わかる!俺も思った!大人っぽくなった!」
2人は私を見て、大きくなったね、とまた笑った。
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雪藤(プロフ) - 未來さん» はじめまして、こんにちは。こちらこそ、コメントありがとうございます!1から読んでくださっているのですね、本当にありがとうございます!これからもだらだらとやっていきますので(笑)どうぞよろしくお願い致します! (2019年6月14日 9時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - 初コメ失礼します。Infinit0を出していただきありがとうございます!元々Growthが好きで1からずっと読んでいるのですがここで彼らが登場するとは…これからも更新楽しみに待ってます! (2019年6月14日 4時) (レス) id: 7ebd59770b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪藤 | 作成日時:2019年6月13日 10時