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『…？どうしたの、剣介？』
剣介｢…ずるい。可愛すぎるんだよ、お前…｣
子供がお気に入りのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめるように私を抱きしめる、剣介の力はすごく強くて抜け出せる気がしない。
『いっ…た……剣介っ…強すぎ…っ』
剣介｢ごめん、我慢して。今離したら、俺…お前のこと壊しちゃうかもしれない｣
いや、今も十分壊れそう。めっちゃ力強いな剣介…私明日から活動停止だわ、骨折れる。
『くる…し…けん、すけ…剣介っ…！』
剣介｢…！ごめんっ、俺…！A？大丈夫！？｣
『はぁ…は、ぁ…どうしたの…？何かあるなら、正直に言って？』
剣介｢ぁ…う、ん…あの、さ…俺、お前が好きすぎて…すごくつらいんだ…｣
ぽろぽろ泣きながら、剣介が話し始めた。
『……わかった、それはつらかったな。もう何年も、ずっと耐えてたんだな。』
本当は、わかってた。涼太から話は聞いてた。だから…すごく申し訳なくなった。
『ごめんね、剣介。…だけど私はあなただけの人にはなれない。アイドルだからね。』
剣介｢わかってる、でも…｣
『つらいよね、ごめんね…。でも、私…剣介が好きでいてくれるの、嬉しいな？一番のファンが近くに居るから、私はもっと成長出来るんだよ』
これからも、一緒に成長していこ？そう言って笑ったら、剣介は驚いた顔をした。
『これからもよろしくね、剣介？』
剣介｢…！！うん、よろしくっ｣
剣介の笑顔が見れて一件落着。と、思ったら剣介は私の顎をくいっとあげて、唇に口付けた。
『ん……っ、けん、すけ…？』
剣介｢ん…は、それはそれ、これはこれ。アイドルのAは変わらず応援する。でも…｣
お前は、絶対俺が口説きおとす。
そう言ってさっきみたいに不敵に笑って、控え室から出ていった。
『……は…なに、どういうこと…？』
腰が抜けて、立てなくなった私は、昂輝が控え室に戻るまで部屋から出られなかった。
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雪藤(プロフ) - あいりさん» コメントと応援ありがとうございます！まだまだ初心者ですが、これからも頑張ります！(*´∀｀*) (2019年2月14日 17時) (
レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - コメント失礼します！ とってもいい作品でした！これからも応援してます！ (2019年2月14日 16時) (レス) id: 6a2f1ef967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪藤 | 作成日時：2019年2月12日 23時
