続き ページ36
昂輝「すみませんっ、お母さんだなんて…」
剣介「ごめんAさん!俺、Aさんのことお母さんとか言ってめっちゃ抱きついて…!!」
涼太「……っ、ごめんなさいっ」
三人が顔を真っ赤にしながら謝ってくる。普段気を使ってくれているから申し訳なく思ったのだろう。
『気にしないで、みんなが甘えてくれて私はすごく嬉しかったよ。明日から、また君たちのためにお仕事頑張るね?』
涼太「…Aさん…、いつも俺たちのために頑張ってくれてありがとう」
昂輝「……いつも、ありがとうございます。」
剣介「Aさん、俺たちのためにいっぱい働いてるから…負担じゃ、なかった?」
『負担?まさか…とても楽しかったよ。…君たちは、もうちょっと私にわがまま言っていいんだよ』
そう言って剣介くんの頭をわしゃわしゃっと撫でる。彼は顔を真っ赤にして俯いてしまった。
衛「ふふっ、Aさんは優しいね」
昂輝「…じゃあ、ひとつだけ、わがままを言ってもいいですか?」
『うん、いいよ』
涼太「…これからも」
衛「俺たちGrowthを」
剣介「一番近くで」
「「「「支えてください」」」」
四人の意外な言葉に、私は驚いた。
『……え。それだけで、いいの?』
昂輝「はい。俺たちと、一緒にいてください。」
衛「そして、たまーに甘えさせてくださいっ」
涼太「俺も、Aさんの負担にならないなら、これからも一緒に仕事をしたいな。」
剣介「で、今日みたいにまた遊びたい!」
だめかな?とそれぞれが不安そうに私を見つめてくる。その瞳は数時間前の子供達そっくりで、私はついつい笑ってしまった。
『あははっ、もっと甘えていいのに、それだけでいいの?無欲だなぁ』
衛「そうかな?そうでもないと思うけど…」
涼太「一緒にいたい、って結構わがままだと思うのは俺だけなのかな?」
『ふふ、私はマネージャーだよ?君たちと一緒にいるのは当たり前です。だから安心して?』
昂輝「…嬉しいです、これからもよろしくお願いします!」
剣介「ありがとうAさんっ!俺たちももーっとがんばるね!!」
四人はまたきらきらとした笑顔で笑ってくれた。この笑顔があるから、私も頑張れるんだよ。その想いを込めて、私は彼らをぎゅっと抱きしめた。
この子達の成長が、とても楽しみだ。
46人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪藤(プロフ) - あいりさん» コメントと応援ありがとうございます!まだまだ初心者ですが、これからも頑張ります!(*´∀`*) (2019年2月14日 17時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - コメント失礼します! とってもいい作品でした!これからも応援してます! (2019年2月14日 16時) (レス) id: 6a2f1ef967 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪藤 | 作成日時:2019年2月12日 23時