Delusion (ページ8)

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episode7 ページ8

この学校は、校舎を出で左側が駐車場なんだよねー。
なんとなく、車で来たかなーと思ったため、駐車場を見てみると…

高級車が、ドーンと待ち構えていた。

主『まさか、この車ですか…』

雄『そーだけど？』

主『すごいですねー。こんなの誰が、運転するんですか…』

賢『慶ちゃんだよ？』

慶『ほら、早く！荷物、トランクに乗せて！出発するよー？』

………マジで何者…この人たち！

うちは、言われた通りに、荷物をトランクに乗せて、高級車の後ろに乗った。

乗った瞬間、うちは絶句してしまった…

主『なんすか、ここは…』

賢『車の中。まぁ、冷蔵庫もあれば、ベットもあるし、ソファもあるけどね。簡単に言えばハリー・ポッターのやつ見たいな？』

主『でも、そんなこと、現実世界であり得ます？』

雄『ぜーんぶ、家に着いたら説明するって♪首を長くして待っててよ。』

そんなコト言われても…
こんな車見せられて待ってろなんて無理だろ…
そんなコト思ってると、
ONE OK ROCKの【キミシダイ列車】のメロディーが流れてきた。

賢『あ、ゆづからだ。ピッ)おー、どうした？うん、夜帰ってきたら会えると思うよー。晶磨と知子ちゃんでも連れてきたら？あー、わかった。じゃあ、頑張れよー。』

…ゆづ！？
まさか、羽生結弦！？
な訳ないか…

雄『なんて言ってた？』

賢『夜いったん帰って来るって。晶磨とかもくるかもねー。』

雄『へぇー、マジ！？』

慶『そろそろ着くよー』

はやくない？
歩いても十分いける距離だよね？
カーテン閉まってたからわかんないけど…

そんなコト考えてると、、
車が止まった…

賢『おっ！ついた。行くぞ。』

主『ここって駅前のマンションじゃ…』

うちの家からも相当近い…

雄『そうだよ？早くエレベーター乗って！』

そう言うと、最上階のボタンを押した。

最上階が家…？

全然わかんねーわ！

エレベーターが、最上階についた。
その瞬間、うちは、また目がさらに視力がおちたのかと疑った…