絶対に譲れない思い 杉元 ページ20
私の好きな人は
自分の弱いところを人前で見せない人だ…
どんなに信頼している人でも
決して見せることはない
私以外には…
夜、食事時になり狩りでとった獲物をチタタプ
にしている最中
アシリパ「杉元、ケガの具合はどうだ？」
アシリパが杉元が昼間おったケガの心配をして
杉元に尋ねる。
すると杉元はチタタプをやめ
アシリパの方に振り返ると
杉元「大丈夫だよ！！
アシリパさんが
塗ってくれた熊の油のおかげだよ。
心配してくれてありがとう」
と笑顔で返事を返す。それを聞いてアシリパは
嬉しそうに戻っていった。
食事が終わり就寝時になると
杉元は一人でどこかに行こうとしていた。
その姿を見て私もそのあとをつけていった。
みんなのいる場所から少し離れた場所に杉元が
一人ポツンと座っていた。
月香「杉元」
急に話しかけたせいか少し杉元が驚き振り返り
杉元「なんだ月香かよ」
月香「私で悪かったわね」
嫌み文句を言い杉元の近くに寄る。
月香「杉元、さっき嘘ついだろ」
杉元「…月香すごいな、なんで分かった？」
月香「お前が分かりやすいだけだよ」
実際、近寄ってみてわかったが杉元の胸元から
血が少しにじんでいた
私がそういうと杉元は眉をひそめ
杉元「…アシリパさんは気づいていたか？」
と聞いてくる。
月香「いや、気づいていない」
そういうと杉元はほっと胸を撫で下ろす。
それだけアシリパが大事だと言うことがよくわ
かる。
月香(少し妬けてくるな…)
そう思う半分、優越感もある。
私だけにしか見せない表情や本心が聞けて
嬉しいからだ。
だからこれは私だけの秘密なのだ…
好きな人の一面を知れ
好きな人が私だけに心を許してくれている
そう思うだけで胸が弾んでいる。
たとえ叶わない恋だとしても
これだけ、この特等席だけは
絶対に誰にも譲れない…
続く
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まる - 編集画面の注意事項をよく読まれてルールについてご理解下さい。そしてオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年11月14日 22時) (
レス) id: 68f043c129 (このIDを非表示/違反報告)
まる - オリジナルフラグを外されないならルールを守る気も理解する気もない悪質ユーザーとして違反報告しますね (2018年11月14日 22時) (レス) id: 68f043c129 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年11月2日 8時) (レス) id: 7d9f5dddbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(*´ー｀*) | 作成日時：2018年11月2日 7時
