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オウミ「Aは…その一人だ。」
「…」
オウミ「知らないことがたくさんだね。A自身の事なのに…」
自分自身の…こと。
「ずっと知りたかった。だけど…いつも邪魔をする。」
オウミ「邪魔？」
「思い出そうとすると、いつも頭痛に襲われて。」
オウミ「…」
オウミ「Aは、現実を受け止めるのが怖かったんじゃないかな。自分の事を知りたい、でもそれがどんなものなのか…」
そうだった。
知ったら何かが崩れてしまいそうで
寂しいけど、平凡な毎日がなくなってしまいそうで…。
「そうかもしれない、ね」
オウミ「Aはここに来て良かったと思う？」
「うん、全く覚えていない場所なのに…懐かしい感じがする」
オウミ「懐かしい…ねぇ。」
優しい顔で、ゆっくりと芝生に寝転ぶオウミ。
オウミ「君にまた会えて嬉しいよ。赤ん坊だったのに…こんなに成長して。」
「…っ」
オウミは私の頭を撫でた。
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結羽(プロフ) - 最近見始めました！続きがすごく気になります！更新期待しております！！ (2018年8月3日 10時) (
レス) id: 8712c8166f (このIDを非表示/違反報告)
乃蒼(プロフ) - とても素敵なお話で好きになってしまいました！更新楽しみにしてます！ (2016年1月25日 10時) (レス) id: 491ca438ff (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！応援してます！本当に楽しみにしてます！ (2016年1月1日 9時) (レス) id: e9bb4d3c3e (このIDを非表示/違反報告)
優香(プロフ) - ももぱんださん» ありがとうございます！頑張ります！ (2015年2月26日 19時) (レス) id: 955fb19e2e (このIDを非表示/違反報告)
ももぱんだ - この小説すごく好きです。更新楽しみに待ってます。 (2015年2月26日 0時) (レス) id: 1c96179d1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優香 | 作成日時：2015年2月20日 0時
