＊１０４＊ ページ6
「そう、だからここは過去完了形」
『おーっ！わかってきた！』
「じゃあ次これ」
『ん』
紫耀も単位を落とすのはしんどいってわけで
あんなことを言ってたけれど家に入ればきちんと勉強をはじめた。
ちょっと寂しいな、なんて。
『できた！』
「貸して〜」
うんうん
全問不正解だったのに半分くらいは合ってる
『え！俺凄い』
「何やってるの」
『え？ ……………そろそろ、ええかなって』
いつの間にか、後ろから私のお腹に手を回して抱きついている
紫耀が話すと耳元に息がかかってこの上なくドキドキして
「ちょっ、と！まだあと少しある」
『だいじょーぶ。単位落とさない程度でええから』
「………んっ、」
『感度良すぎ(笑)もうこんななってる 』
「い、言わなくていいから」
『ええ？』
「………」
『ええって事やな？
まあそもそも拒否権なんてないねんけど』
急にいつもより更に低めになって
そこに甘さも増して男らしくなる紫耀の声に
悔しいけれど鼓動は高鳴っていくばかり。
なんでいつも私だけ紫耀にドキドキさせられて
たまには私だって紫耀のことを弄びたい。
「しょ、」
クルッと紫耀の方に体ごと振り向き帰って
そっと、紫耀のモノに触れた
.
『……………っ、（人１）？ちょ、』
「きょーは、（人１）が紫耀のこと気持ちよくする」
『え、いや…………っ、ん、』
.
「紫耀、アレ、しよ？」
.
.
.
暫く愛し合って乱れたベッドに
紫耀と指を絡ませながら2人で並ぶ
『久々に（人１）にアレさせたかも』
「ふふっ、ね？気持ちよかった？」
『良かったよ、辛そうやからあんまり好きやないけど』
「でもイラマチオがやっぱ1番気持ちいいでしょ？」
『いや、（人１）ん中が1番かな』
「………」
『そういえば、久々に（人１）が（人１）って言ったの聞いた』
「え？！言ってた？」
『うん、びっくりしたもん俺』
「やばいなぁ…無意識に言っちゃうなんて」
『ええんちゃうの？もう"私"なんて慣れへんことやめたら』
「今更戻したらまたイジメられるよ」
『そしたら、また俺が守ってやるから』
「だめー！もう高校生なんだし
いつまでも紫耀に守られてらんないよ」
『いーの。女の子はいつまでも守られてればええの』
「ふふっ、何それ。夜ご飯作る」
『あーい。俺寝とるで起こして』
「ん、ちゃんと服きなよ？風邪ひくから」
『ん』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1200人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れい(プロフ) - 何度も読み返すほど大好きな作品です！！更新待ってます、、、！！ (2022年5月30日 18時) (
レス) id: bbf3e49cee (このIDを非表示/違反報告)
miiika(プロフ) - めちゃめちゃ好きです。。久しぶりに読み返しました。密かに更新まってます。。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: bda362bf51 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - めぐさん» この作品好きすぎて何度も読んでます！！！！ずっと更新されるの待ってます(；；) (2018年12月9日 21時) (レス) id: 91e5585f91 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 大好きな小説なんですが、もう更新されませんか？（ ; ; ） (2018年5月19日 23時) (レス) id: ad1d0b09df (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 更新まってます( ；∀；) (2017年10月20日 0時) (レス) id: cc2f6a9c78 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るりか | 作成日時：2016年12月11日 2時
