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紫耀のお母さんから連絡があって２日
今日は水曜日
約束の日曜日まで、刻々と時は迫っている。
あれから色々考えて
やっぱり私も自分の意見は間違ってないと思う。
だって、私には決められないって思ってたけど
本当は会いたいのに勇気が出ないなら
ほんの少し勇気が足りないのなら、
それこそ私が、紫耀の背中を押してあげるべきだ。
逃げる姿を見守るだけじゃ
誰も幸せになんてなれない。
.
「紫耀、」
今日も、早起きをして紫耀の家へ来た
３回程インターホンを鳴らしたけれど
反応がなかったから、１人で学校へ向かった。
あまりしつこく家に行くのもどうかと思って
私は敢えて、木曜日と金曜日は紫耀の家に行かなかった
紫耀は結局、金曜日まで学校にも来なかった。
葛藤しているんだろうな…
紫耀には考える時間が必要。
でもこのまま放っておけば紫耀は日曜日にも決断しきれなくて
結局お母さんには会えなくなってしまうだろう
そう思った私は、土曜日の朝
宛名である“ しょうへ ”とだけ記して
敢えて私の名前は記さなかった封筒を
紫耀の家のポストへ入れておいた
どうせ、インターホンを鳴らしても出てきてくれないだろうし
SNSでメッセージを送ったって見ないだろう
字で私だって気がつくだろうけど、
手紙なら何だか読んでくれるような気がした
大した内容でも無ければ、
巧みな文章なワケでもない。
それでも少しでも紫耀の背中を押せたら良い。
.
迎えた、日曜の朝
本当はカフェの前で紫耀が来たかの確認をしようかと思ったけど
来てなかったら呼びに行くのか？と聞かれれば
多分呼びには行かないと思った。
会いに行こうが会いに行ってなかろうが
紫耀に悔いが残らなければ良い。
そうとは言っても、１日中どこか落ち着かなくて
出掛ける気にもならなくて
私の意見はやっぱり間違っていたのかもなんて思ったりして
学校の課題をすることで何とか気を紛らした。
.
夜になって、紫耀に連絡しようかな？とも思ったけど
躊躇いの方が大きくてやめてしまった。
.
そのまま、月曜日
紫耀の家に行く気にもならなかったし
紫耀も私の家に迎えにこなかった
でも、久々に登校はしてたみたいで。
とはいっても学校ですれ違ったりしても
何だか、怖くて。
多分向こうもどこか私に対して近づき難くて
今日に至るまで、嫌になるくらい視線は絡まるのに
言葉を交わすことはなかった。
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れい(プロフ) - 何度も読み返すほど大好きな作品です！！更新待ってます、、、！！ (2022年5月30日 18時) (
レス) id: bbf3e49cee (このIDを非表示/違反報告)
miiika(プロフ) - めちゃめちゃ好きです。。久しぶりに読み返しました。密かに更新まってます。。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: bda362bf51 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - めぐさん» この作品好きすぎて何度も読んでます！！！！ずっと更新されるの待ってます(；；) (2018年12月9日 21時) (レス) id: 91e5585f91 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 大好きな小説なんですが、もう更新されませんか？（ ; ; ） (2018年5月19日 23時) (レス) id: ad1d0b09df (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 更新まってます( ；∀；) (2017年10月20日 0時) (レス) id: cc2f6a9c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るりか | 作成日時：2016年12月11日 2時
