検索窓
今日:7 hit、昨日:11 hit、合計:33,869 hit

頼って?izw&ymmt ページ1

ymmt side
今日は僕の26回目の誕生日。

今までは家族や友達にお祝いしてもらってたけど、今年は大好きな人と過ごす特別な日。

伊沢さんは、僕の家にケーキを持ってきてくれた。

i「山本、誕生日おめでとう。大好きだよ」

と言って、僕をそっと抱きしめてくれる伊沢さん。

伊沢さんの胸の中が1番落ち着いて、思わず伊沢さんの背中に手を回す。

今日も彼は金木犀の香りがする。これは、僕が伊沢さんの誕生日にプレゼントした香水の香り。

いつもつけてくれてて嬉しい。

y「ありがとう。僕も伊沢さんの事大好き」

いつも言ってるはずの言葉だけど、今日は何だか照れてしまう。

そっと離れると、彼は僕をじーっと見つめてくる。

y「、、何?照れる」

そう言うと、彼はハハッと柔らかい笑顔で笑う。

i「山本ももう26かぁ」

それはまるで僕のお母さんみたいなセリフ。

y「どうしたの?年取ったっていいたいの?」

i「違うって」

伊沢さんは僕の方に手を回して肩に寄りかかってきた。

i「出会ってからだいぶ経って、山本はどんどん大人になるなーって」

え、なに急に、と僕は驚いて伊沢さんの方を見る。

y「そんなに変わらないでしょ?」

僕は童顔ってよく言われるから、自分が大人になっていってるのが想像ができない。

i「でもね、山本は歳を重ねる度に甘えるのが下手になってる」

彼も僕を見つめる。その顔はまるで天使のような、、


i「頼れないかもしれないけど、もうちょっと頼って欲しいかな」

はっとした。伊沢さんは毎日忙しくて、僕は迷惑をかけまいと自然と彼から離れていた。

本当は彼のそばにいたいし、触れていたい。

遠慮して伊沢さんから避けていた自分がいた。
もっとしっかりしないと。

すると彼は笑みを浮かべる。

i「どうせまたしっかりしないと、とか考えてたでしょ?」

そう言われて驚いた。この人にはなにも隠せない。



一緒にいたい。


i「まあ、そういうとこも好きなんだけどね」

気づけば彼の顔がすぐ近くにあって、僕は思わず目を閉じた。

このまま溶けちゃいそうな甘いキスに僕は
こんなに幸せでいいのかな、と感じる。

何度も向きを変えて唇を重ねる。

y「んん、、///はぁっ」

唇が離れると、彼は僕を見つめる。

i「すっげー幸せそうな顔してる」

僕は恥ずかしくなって、顔を引き締める。

y「幸せ。しょうがないから頼ってあげる」

恥ずかしくて彼の顔が見れなくなってしまった。

i「、、ありがとう。改めてお誕生日おめでとう」

危険な香り kwmr&fkr→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.3/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
設定タグ:QuizKnock , ノックイズ , qk
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆい | 作成日時:2022年3月21日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。