配信開始、四十六分前 ページ48
莉犬side
とうとう、Aちゃんが旅立つ日時間になってしまう
遠距離恋愛?ってやつになるのか
やっぱり、寂しい気持ちはなくならない
でも、そんな気持ちをかき消せるくらいAちゃんのことが好き
一生のパートナーになって欲しい
だから、今日俺は…
莉「僕と、結婚してください。」
プロポーズをした
一生に一度のプロポーズ
しっかりできただろうか?
Aちゃんの実の兄の前で、リスナーの前で、友人の前で
そのみんなが俺のプロポーズを納得してくれただろうか
そして、Aちゃんは、受け止めてくれたのだろうか
少しの間、沈黙が生まれる
俺は恥ずかしくなって下を向いた
すると
『…い』
Aちゃんは、何かを呟いた
『はい、喜んで!』
この言葉の意味は簡単なはずなのに、なぜか理解に少し時間がかかった
「はい、喜んで!」か…
俺は、プロポーズしたんだよね…
てことは…!
莉「OKってこと?!」
『そうだよwなんでそんなにびっくりするのw』
莉「いや…今思うと俺すごいことしたなーって思って…」
『すごいことしたよwで、なーにぃ、お許しいただけないでしょうか…?』
そうだ、兄のなーくんの許可がないと俺たち…
お母さんとお父さんにも許してもらえないかもしれないじゃん…
莉「い、い、妹さんを、ぼ、僕にください!」
頭を下げてそう言った
な「…いいよ。ただし、Aを、幸せにしてあげてね…!笑顔にしてあげてね…!」
なーくんは泣きながら微笑み、そう言った
莉「やった…!」
さ「莉犬、おめでとう」
ジ「よかったなぁ〜!」
こ「くやしいけど…おめでとう…」
る「もうころちゃんったら…莉犬、おめでとう!」
莉「みんな、ありがとう!」
『あんまりよくわかんないけどみんな、ありがとう!』
す「いやわかんないんかい!」
全「『wwww』」
こうやって笑いあえることも、しばらくないんだなぁ
そう思うと、胸がぎゅっと苦しくなった
すると俺は、あることに気がついた
莉「あ、指輪!」
『わ、私も忘れてた!』
な「もう、肝心なもの忘れてどうするの?w」
莉「ごめんなさい…wじゃ、Aちゃん、左手出して?」
『はい!』
そういって、Aちゃんは、左手を出した
そして俺は、左手の薬指にリングをはめた
莉「ずっと一緒だよ」
Aちゃんに微笑んだ
『うん!』
Aちゃんは、俺に微笑み返した
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ゆいる@べりらわ(プロフ) - 桜あややさん» お、お、お、お、お誕生日に更新すればよかったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!! (2021年6月29日 21時) (レス) id: f77fac8613 (このIDを非表示/違反報告)
桜あやや(プロフ) - は、え??誕生日翌日にこれは4ぬ尊っっっっっっっっっっっっっっっっ (2021年6月29日 20時) (レス) id: 90426be14c (このIDを非表示/違反報告)
ゆいる@べりらわ(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます!尊いですよね…!私も書いててめっちゃ思いました( *´艸`) (2021年6月21日 21時) (レス) id: f77fac8613 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいる@べりらわ(プロフ) - Yuui@アイコン調整中さん» やはりこの作品は死者とか怪我人が多すぎる…w (2021年6月21日 21時) (レス) id: f77fac8613 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいる@べりらわ(プロフ) - 闇時々兎さん» まさかのお兄ちゃまとかの前でプロポーズしておりますねw度胸がありますね…好き尊いわ。 (2021年6月21日 21時) (レス) id: f77fac8613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆいる@べりらわ | 作成日時:2021年3月21日 13時