配信開始、四十分前 ページ42
莉犬side
莉「わかったよ。俺は…
行った方がいいと思う」
勇気を出して行った一言
この言葉を発するには覚悟が必要だった
俺は、本当は手離したくないもん
俺が、この世で一番愛した人を、そう簡単に失いたくない
でも、Aちゃんは、行きたくない訳じゃないから
リスナーさんのために、自分のためにも行きたいと思ってる
そんな思いを、リスナーさんや俺に見捨てられるからとか、そんな理由で諦めてほしくなかった
だって、見捨てるわけないもん。好きだから。大好きだから。愛しているから。
リスナーさんだって、きっと見捨てない。Aちゃんのことが大好きなら。
そんなこと心配する必要なんて全然ないのに…
でも、悩んでしまうのはしょうがない。俺もきっと悩むだろう
でも、たどり着く先は、きっとこの答え
そんなことを思いながら俺が言いたいことを全て話した
すると、Aちゃんはほっとしたような目に変わった
『そ、そうだよね…もっと信じてあげないと…リスナーさんや、莉犬君のこと…こんなに好きなんだから…』
莉「そうだよ。もっと信じていいんだよ。もっと頼っていいんだよ。俺たちが、支えるよ」
『…！ありがとう…！私、行く。留学する。たっくさんお勉強して、いっぱい笑顔にできるようになりたいから！』
莉「うん！辛いことがあったら、いつでも聞くからね！寄りかかっていいんだからね！」
『うん。いっぱい頼らせてもらいます！てなことで…るぅと君に言わないと！あとなーにぃにも…留学だから、また荷物の整理？！大変だ…』
莉「当たり前でしょ！留学なんだから…とりあえず、るぅと君に連絡！」
ケータイで、るぅと君に電話をした
ぷるるるる…(毎度恒例電話音〜)
る「はい、もしもし？」
『るぅと君？私、留学することに決めたよ！』
る「え？！早すぎませんか…？！まあ、決断できたことは素晴らしいことです。では、留学の書類、後日届けにいきますね」
『はーい、お願いします！じゃ、また今度！』
る「はい、また今度」
Aちゃんは電話を切った
莉「るぅと君結構びっくりしてたねw」
『そうだねwさ、次はなーにぃ！』
莉「絶対なー君の方がびっくりする…！」
なんて予想をして電話をかけると、意外になーくんはあっさりOKをしてくれた
『ぴぎゃぁー！なにこの書類！量やば！』
この日から、とてつもない量の書類を書いたり、大変な日々を過ごしました
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 134人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆいる@べりらわ(プロフ) - 桜あややさん» お、お、お、お、お誕生日に更新すればよかったぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！ (2021年6月29日 21時) (
レス) id: f77fac8613 (このIDを非表示/違反報告)
桜あやや(プロフ) - は、え？？誕生日翌日にこれは4ぬ尊っっっっっっっっっっっっっっっっ (2021年6月29日 20時) (レス) id: 90426be14c (このIDを非表示/違反報告)
ゆいる@べりらわ(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！尊いですよね…！私も書いててめっちゃ思いました( *´艸｀) (2021年6月21日 21時) (レス) id: f77fac8613 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいる@べりらわ(プロフ) - Yuui＠アイコン調整中さん» やはりこの作品は死者とか怪我人が多すぎる…w (2021年6月21日 21時) (レス) id: f77fac8613 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいる@べりらわ(プロフ) - 闇時々兎さん» まさかのお兄ちゃまとかの前でプロポーズしておりますねw度胸がありますね…好き尊いわ。 (2021年6月21日 21時) (レス) id: f77fac8613 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆいる@べりらわ | 作成日時：2021年3月21日 13時
