まほやく！(妄想)2

北の国 ページ18

(姉も魔法使い)
スノウ)大丈夫じゃ
ホワイト)そう心配せんでも良かろう
2000歳を超える魔女。見た目は黒髪のロングヘアーで美しい女性。
お節介焼きで人間の村を守る為に食料を与えるが与えすぎて人間が働かなくなる程に。
そんな私を弟達はいつも気を使ってくれる。
可愛い双子達。あなた達の為なら私は命をも賭けよう。

(姉も魔法使い)
ミスラ)マドレーヌってお菓子なんですよ
へぇ……凄いね。とほぼ無反応に近い返事をするとミスラは凄いでしょうと胸を張るが私の反応に、あなた、反応薄いですよと言われるがこれでも最大限なんだけどなぁと困ってしまう。
チレッタとかいう魔女と遊び始めたせいでミスラが少し元気になったがそのせいで少し疲れる。

(姉は魔法使いではない)
オーエン)姉さん……
暗い洞窟の中。
2人で閉じ込められたあの頃が懐かしい。
最初の1年ぐらいはお互いにネズミを捕まえたり、虫を食べたり、流れ込んで来た雨水などで生きていたがオーエンとは違い私はみるみる弱っていった。
オーエンと一緒に見た騎士の絵本を思い出しながらどうか……と祈り、私は目を瞑ったのだった。

(姉は魔法使いではない)
ブラッドリー)うるせーなー
兄弟が多いこの家族で長女の私はいつも弟達がやんちゃをすると説教をしていた。
だが、魔法使いでもなければ女の私の言うことを聞く兄弟なんかいるわけも無く、家では存在が無くなっていた。
そんな中唯一私と話してくれるのがブラッドリーだけだ。態度は可愛くないけれどそれでも愛おしかった。
でも、北の国で…この家族で私が生きていくにはとても難しい。
私が最期に見たのは私の名前を叫ぶブラッドリーだった。

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