東の国 ページ4
ファウスト「賢者！？すまない！痛むところは？……ほんとうにすまない」
中央の国の大通り。
たまたま見かけたファウストを驚かせようと思って後ろから声をかけようと背後から近づいた。が、私は躓いてしまい、ファウストを背後からそれなりの勢いで抱きしめてしまった。
いきなり後ろから抱きつかれたんじゃビックリしたのだろう。足をシュッとスライドされ地面に倒れさせられたあと腕を掴まれた。
街中でいきなり組み倒される私と関節技を決める1歩手前で止めるファウストの姿が目撃された。
ファウスト「……(賢者の身を案じるとそんなもの捨てなさいとも言いきれないが……)」
ヒースクリフ「あ……！すみません！」
談話室で本を読んでいるヒース。
なんの本を読んでいるんだろう？と気配が消えたままヒースの肩に触れた。
ヒースは跳ね上がるようにびっくりして私の手を叩き落とした。すぐに振り返り私の顔を見るなりやってしまったという顔をしたのでこちらも凄い申し訳なくなる。
ヒースクリフ「すみません……驚いてしまって。嫌な気持ちにさせてしまいましたよね…」
シノ「は！？なんで……いや、大丈夫か！？」
魔法舎敷地内にある屋外訓練所。
気配が消えたのか試したくて誰かいないかと覗いたらシノがいた。訓練の途中で今は休憩中なのだろう。土と草の上に寝転がって目を閉じている。微笑ましい気分になりながシノと声を掛けるとシノは驚いたように目を開け私の顔を横蹴りした。
聞けばレノックスやカイン達と気配を掴む練習をしていたらしく驚いて先に体が動いたらしい。
シノ「そんな道具に負けないように強くなる。暫く不意打ちで俺に近づいてきてくれ」
ネロ「け、賢者さん！？」
台所で包丁を使っているネロ。
扉から入ってすぐ見えるネロの背中はたくましく、もうすぐできるご飯を楽しみに何か出来ないかと近づいた。
けど私は例の機械を持ってるのを忘れてた。
近づいてひょこっとネロの横に立ちネロの顔を覗くとネロはわ！？と声を上げて包丁の柄の部分で私の顎を狙った。
私もネロも流石に危機を覚え、ネロは私の顎寸止めでしたが私は逃げるためと驚いたのもあり尻もちをついてしまった。
ネロ「はは、賢者さんを料理してしまわなくてよかったよ……」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アオユリ - リクエストです。シノのカドストを読んで浮かんだのですが、魔法使いたちに「ゆびきり拳万」の意味を教えたらをお願いします！ (4月3日 21時) (
レス) id: ad599b0246 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - リクです。コンタクトの概念がまほやくの世界にないとして、主ちゃんがコンタクト外しいてるとこにでくわしたらをお願いします！！ (3月10日 16時) (レス) id: b93ec1c60a (このIDを非表示/違反報告)
莉亜(プロフ) - リクエストなんですけど眠ったままだったらのやつの目覚めたらか亡くなる前に一瞬目を覚まして有り難うと言って亡くなったらってできますか？ (3月8日 19時) (レス) id: fd6b6cfc33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - リクエストです！夢主が躁状態(空元気みたいな酔っ払ってるみたいに頭が正常に動かない状態)で1人でお庭で寝転んでくるくる遊んでいるところに魔法使いがやってきて...をお願いします！ (3月6日 7時) (レス) @page19 id: b93ec1c60a (このIDを非表示/違反報告)
しゆ(プロフ) - いつも楽しくみさせてもらってます！リクエストで 誰にも望まれず愛されなかった夢主が消えそうな声で「私は賢者だから必要とされるだけであって愛されているわけではない」と自分の暗い部屋で言っていたら をお願いしたいです。長くて申し訳ないです。 (2月15日 16時) (レス) id: 98dac5ad2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：荒城の月 | 作成日時：2023年7月20日 9時
