北の国 ページ27
スノウ｢賢者ちゃん何かいいことあったの？｣
ホワイト｢我らに教えてよ〜｣
最初はご機嫌な子どもへ話しかけるように近づいてくるが、様子がおかしいことにホワイトが真っ先に気づく。
自分も同じ経験をしているから。
次にスノウが気づく。
こうなっていたホワイトを知っているから。
そしてホワイトは思う。
スノウも自分が死んだ後こうなっていただろうことに。
スノウは思い出す。
ホワイトを殺した後、同じようなことがあったことを。
ホワイト、スノウ｢｢…………｣｣
双子は何も言わず、私を抱きしめた。
ミスラ｢ご機嫌よう賢者様｣
この言葉が似合う時なんて今くらいだろうと思って口に出す。
ずっと笑っていて、こんなにご機嫌な賢者様。
聞いてくださいミスラ！と流れ弾のように喋るものだから途中からついていけなくなる。
ついていけなくなると気づくこともある。
ミスラ｢なんだか……賢者様が賢者様じゃないみたいですね｣
オーエン｢はは……楽しそうだね賢者様｣
躁うつだということに気づいている。
もっと酷い目に合わせてやろうと蛇のように近づいてきた。
風でなびく紫と白いマント、風邪で飛んでいく葉っぱ達。
死が近づく時ってこんな感じなのだろうか。
それはどこか不気味で……美しい。
私を蔑んだ目で見るオッドアイが更に神秘さを増す。
もしオーエンが悪魔で私を死の世界へ連れていく存在なのだとしたら、これ上ない幸福なのだろうな。
オーエン｢……何その目。気持ち悪｣
ブラッドリー｢おぉおぉ無理して笑ってんな｣
無理なんてしてない。
ココロノソコからタノシイから笑っているのに。
どうしてそんなことを言うのだろう。
最初からここで飲む約束をしていたかのように、寝転んでいる私の隣に座ってお酒を出す。
いいから座れと芝生をポンポンと叩いたので、彼に近づいてから座る。
グラスに注がれるお酒見ながら心が空になっていくのを感じていると真横からデコピンが来た。
ブラッドリー｢グラスがお前な。で、俺らが酒。飲み干したら無くなるがこの酒は尽きないぜ｣
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アオユリ - リクエストです。シノのカドストを読んで浮かんだのですが、魔法使いたちに「ゆびきり拳万」の意味を教えたらをお願いします！ (4月3日 21時) (
レス) id: ad599b0246 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - リクです。コンタクトの概念がまほやくの世界にないとして、主ちゃんがコンタクト外しいてるとこにでくわしたらをお願いします！！ (3月10日 16時) (レス) id: b93ec1c60a (このIDを非表示/違反報告)
莉亜(プロフ) - リクエストなんですけど眠ったままだったらのやつの目覚めたらか亡くなる前に一瞬目を覚まして有り難うと言って亡くなったらってできますか？ (3月8日 19時) (レス) id: fd6b6cfc33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - リクエストです！夢主が躁状態(空元気みたいな酔っ払ってるみたいに頭が正常に動かない状態)で1人でお庭で寝転んでくるくる遊んでいるところに魔法使いがやってきて...をお願いします！ (3月6日 7時) (レス) @page19 id: b93ec1c60a (このIDを非表示/違反報告)
しゆ(プロフ) - いつも楽しくみさせてもらってます！リクエストで 誰にも望まれず愛されなかった夢主が消えそうな声で「私は賢者だから必要とされるだけであって愛されているわけではない」と自分の暗い部屋で言っていたら をお願いしたいです。長くて申し訳ないです。 (2月15日 16時) (レス) id: 98dac5ad2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：荒城の月 | 作成日時：2023年7月20日 9時
