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晶「どうしたの?」
シャイロック「マカロンは初心者が一回目で作るには難易度が高いお菓子ですね」
晶「あー…まじかぁ」
クロエ「なんでマカロンを作ろうと思ったの?」
晶「…可愛いから」
ラスティカ「素敵な理由だね」
私は笑われてしまうかと思ったけど素敵と言われてちょっと嬉しい。
ムル「何なら作れるかなー?」
シャイロック「そうですね…トリュフなんて如何でしょう」
晶「トリュフ?」
シャイロック「比較的簡単に作れるチョコレート菓子です。火は使いますが消し炭にはならないと思いますよ」
晶「じゃあトリュフにします…る」
ムル「しまする?」
晶「つくってこー!!!」
クロエ「おー!」
こうして私達はトリュフ作りを開始した。
ちなみに沢山作った消し炭はミスラがお腹空いたと言ってキッチンに来たので全てあげた。
シャイロック「同時作業はしない方がいいですね。1つずつ積み重ねていきましょう」
そう言ってシャイロックはチョコレートを取り出す。
晶「チョコレートあったの?」
ムル「もうチョコになってたやつを市場から買ってきた!」
晶「いつの間に…」
シャイロック「ではまずこのチョコレートを細かく刻んでください」
私はそう言われたので「わかった」と返事をして包丁を刃を下にしてまるで今から何かを刺すかのような持ち方をする。
クロエ「待って待って!危ないよ!」
そう言ってクロエは包丁を取り上げる。
クロエ「凄い持ち方してたね!?」
晶「昔テレビで見た人はこうやって持ってたから…」
クロエ「それ絶対料理系じゃないよ」
そう言われ私はクロエに正しい包丁の握り方を教えて貰った。
クロエ「いい?左手は猫の手だよ」
ムル「にゃ〜ん!」
晶「?ムルの手を使えばいいの?」
クロエ「違う違う」
私は左手の添え方も教えてもらった。
クロエ「切り方は分かる?」
晶「それなら大丈夫!任せて」
そう言って私は包丁を高く振り上げ勢いよく下ろす。
ラスティカ「あはは、豪快な切り方ですね」
シャイロック「素晴らしい振りかぶりでしたね」
ムル「すごーい!」
クロエ「えぇ!?誰も疑問に思わなかったの!?」
ラスティカ「クロエ、料理は心だよ。これは賢者様の心なんだ」
クロエ「え?そ、そういうものなのかな…?」
きっと前の1件から心と言うワードにみんな気遣いをしてくれているのだろう。
クロエは絶対違うよねと思いながら見守ってくれた。
結果包丁が折れ丁度入ってきたネロに折れた先が刺さりそうになり私達は怒られた
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作者名:荒城の月 | 作成日時:2021年2月17日 19時