ネット恋愛

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「その言い方って……諦めたんですか？彼女のこと。」

「え……いや、諦めたわけじゃ……」

「じゃあ、なんでそんな、何もかも終わったみたいな言い方なんですか？そんな……あなたの、アリスさんへの気持ちって１回振られたら、なくなるものなんですか！？」

「っ……じゃあ、どうしたらいいんだよ！！恋できないとまで言われてさ……どうしたら、俺のこと好きになってくれるんだよ！！もう……分かんねぇんだよ……」

思わずびっくりしてしまった。多分、私だけじゃなく、その場にいた人全員が、変わった海さんの口調、そして海さんの本当の気持ちを聞いてびっくりしてる。

稜「海、落ち着いて。な？」

「うるせぇ。」

落ち着かせに行った、えーっと……あ、稜雅さんだ。稜雅さんを冷たくあしらう海さん。

稜「あ、ごめん……」

何それ。イライラしてきた。

「ちょっと。稜雅さんにあたる必要なくない？あなたがこうなる原因を作ったのは私でしょ？私以外の人にまでそんな言い方する必要ないでしょ！！」

「うるせぇって！！だいたい、赤の他人になにが分かんだよ！！関係ねぇだろ！！」

あーもう……っ

ペチッ

「なっ……」

「嘘でしょ……Aが、海を叩いた……」

まぁ、音から分かるように、全然強くないんだけどね。

「なんで……」

「目、覚めました？」

40 Side：海→←38

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