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桜井くんを呼べっていったって、どうやって呼べばいいのよ。桜井くんの連絡先なんて知らないし……

「あ……そうだ、昌暉だ……」

昌暉なら知ってるかもしれない。私はすぐに昌暉に電話をかけた。

『(名前?)どうしたの?』

「昌暉、桜井くんの連絡先知りませんか。」

『え、春彦くん?……分かんないから、今聞いてくるね。』

「聞くって誰に?」

『ん?春彦くんにだよ?』

待って。まさか……

「そこに桜井くんいるの!?」

『うん?いるよ?』

なんなんだよ……めっちゃ都合がいいじゃん!!

「桜井くんにかわって!!」

『え、あ、え!?何?Aと春彦くんって対立してたんじゃ……』

「いいから!!早く!!」

『あ、うん。』





『……もしもし。』

「桜井くん……ごめん。私が悪かった。」

『え?』

「私が勝手に思ってるだけで、大事なのは本人たちの気持ちなのにね……それでね、今、夏希さんのお店にいます。」

『なっ……夏兄の店にって……』

「いいから。来てください。夏希さんが会いたがってます。」

嘘じゃないしね。

『……分かった。』

57→←55 Side:夏希



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作品ジャンル:タレント
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作者名:ゆいこっこ | 作成日時:2016年8月29日 8時

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