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桜井くんを呼べっていったって、どうやって呼べばいいのよ。桜井くんの連絡先なんて知らないし……
「あ……そうだ、昌暉だ……」
昌暉なら知ってるかもしれない。私はすぐに昌暉に電話をかけた。
『(名前?)どうしたの?』
「昌暉、桜井くんの連絡先知りませんか。」
『え、春彦くん?……分かんないから、今聞いてくるね。』
「聞くって誰に?」
『ん?春彦くんにだよ?』
待って。まさか……
「そこに桜井くんいるの!?」
『うん?いるよ?』
なんなんだよ……めっちゃ都合がいいじゃん!!
「桜井くんにかわって!!」
『え、あ、え!?何?Aと春彦くんって対立してたんじゃ……』
「いいから!!早く!!」
『あ、うん。』
『……もしもし。』
「桜井くん……ごめん。私が悪かった。」
『え?』
「私が勝手に思ってるだけで、大事なのは本人たちの気持ちなのにね……それでね、今、夏希さんのお店にいます。」
『なっ……夏兄の店にって……』
「いいから。来てください。夏希さんが会いたがってます。」
嘘じゃないしね。
『……分かった。』
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作者名:ゆいこっこ | 作成日時:2016年8月29日 8時