第五十二話 ページ16
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「 ........妹を返せ ........」
「おい、正気か?御前は妹の幸せを望んでんだろ?
だったら、コイツは売って「嗚呼そうだ」??!」
彼の__________芥川の鋭い瞳に男は思わずたじろぐ
「貴様の云う通り、銀は僕の大切な兄妹だ
故に、僕が守る
どんな事をしても、生き延び、いつか楽にさせてやる
此れは僕の我儘だ
僕は、銀と共に生きたい ........」
そう云うと、最愛の妹は安堵の表情向け
男はワナワナと震えていた
そして、身につけていたナイフを取り出す
「貴様ッ何を ........!」
「嗚呼 ........面倒なことになった
だから力尽くだ
御前は妹を傷つけられたくない、そうだろ?」
「ッ ........!?」
「知ってるぜ、御前、あの辺鄙な異能ってやつを使うんだろ?
でも、此の状況下で御前が俺の喉笛を切り裂くのが先か ........
俺が此の嬢ちゃんの喉笛を切り裂くのが先か ........
わかるだろ?」
「ッ ........貴様 ........!」
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余裕ある笑みを浮かべて
男が後退り、逃げようとしたその時
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『何やってるんだ?おっさん』
何処からか声がした
驚いた男が振り返ると、そこには一人の女の姿
すかさず男の手を蹴り飛ばし、ナイフを落とさせ
銀を抱き抱える
『問題ないか?』
「お姉さん ........?!」
『嗚呼 ........動けそうだな
兄の所へ行け、いいな?」
コクリと頷いた少女を逃し
目の前の男に目をやる
「手前ェ ........何モンだ ........!」
『悪いな、此奴等は私と先に取引してる
譲るわけにはいかん。
あとな ........」
有川は男の手を踏みつける
苦しそうな声が辺りに響いた
『私はそうやって人の弱みに付け込んで、商売をする ........
御前等みたいなやつが一番嫌いなんだ ........
だから ........
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失せろ ........」
獣のような瞳に射抜かれ、男は悲鳴を漏らし逃げて行った
『却説 ........』
有川は二人に向き直る
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月宮澪華 - 有川さんと紅葉さんのお茶会内容 (9月22日 19時) (レス) @page47 id: dd50640cfb (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - 玉こんにゃくさん» 読んでくださってありがとうございます!!文才私も欲しいです!分けてください!(笑)これからもよろしくお願いします! (2020年11月9日 0時) (レス) id: b3ca34c5e8 (このIDを非表示/違反報告)
玉こんにゃく(プロフ) - 待って、カッコいい…!有川さんん゛大好きです!文才分けてください私に! (2020年11月9日 0時) (レス) id: d74a9424e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - 柊さん» え、貧血?!大丈夫ですか ...?お大事になさってくださいね ...いつもコメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします(^^)『いつもありがとう。柊さんも体調に気をつけて、またお互い頑張ろうな』 (2019年5月21日 12時) (レス) id: 27ee46e64f (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - ううう有川さんがかっこよすぎて惚れても惚れきれないいいい!!更新ありがとうございます!待ってました!!体調には気をつけてくださいね。私は最近貧血になりました← (2019年5月21日 0時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルーク | 作成日時:2018年7月17日 18時