第九話 ページ11
〜有川side〜
朝食を済ませた後、私は例の狼を治に会わせるため、地下牢へ連れていった
檻の前に行くと私の存在に気づいたのかゆっくりと歩み寄ってくる狼に答えるように撫でると
嬉しそうに目を細めた
『・・・それで?御前は何で此方に来ないんだ?
____治。』
肝心の少年は狼を見た途端、動かなくなってしまったのだ
「大きな・・・・犬・・・・」
『(確か森医師が云ってたか・・・・)』
_________
「預けたい子なのだけどね?犬が大の苦手なのだよ。」
『・・・・犬?』
「嗚呼。前にエリスちゃんと彼を連れてペットショップに行ったのだけどね。
其のとき彼、終始ビクビクしていたのだよ。
普段とは大違いだったね。」
________
『"普段"・・・・ねぇ・・・』
その人の本質なんて、簡単に他人に分かる訳がないだろうに_____
固まる治に此方へ来るように促す
「・・・ッ・・・・・!」
『苦手かもしれんが、此れから私が預かることになった。
御前も、慣れないとな?』
そう声を掛けると私の外套に裾を握り、ビクビクしながら頷いた
本当に嫌なんだな・・・・
治がゆっくりと見上げると、彼の瞳に大きな狼の姿が写った
そして、狼の瞳も同じように彼を捉えていた
おずおずと首元に手を伸ばし撫でると、矢張り気持ち良さそうに目を閉じた
「・・・ふわふわ・・・・」
『此奴なら大丈夫そうか?』
「・・・・・・・・((コクリ」
『そうか・・・・』
ほっと胸を撫で下ろし、治の目線に合わせて屈んだ
『治。』
「・・・・?」
『此奴は異能力を持ってる。只の狼じゃない。
今、此奴の身体の中では、異能が暴れている。
勿論、私の中でもだ。
そして______
'
'
御前の中でも・・・・』
彼の瞳は、私をしっかりと捉えていた
======
お、お星さまの色が・・・赤に・・・・・!?
嬉しすぎます‼
A『読んでくださっている皆さん本当に有難う。
作者に代わって御礼を云うよ。
此れからも宜しく。評価・コメント
私たちに対する質問も受け付けているぞ。』
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月17日 17時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます。此方で設定していた夢主の名前を誤って掲載していました。修正致しましたのでご確認ください。ご指摘感謝いたします。また何かあればコメント等お願いします! (2021年4月2日 0時) (レス) id: b3ca34c5e8 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 28ページ 涙さんが とは誰の事でしょうか?? (2021年3月31日 0時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - ぴのさん» 有川『ぴのさん、お褒め頂き光栄だ。貴方は治のことをよく判ってらっしゃるのだな ....今後作者も学んでくれることだろう。ご指摘、感謝している。これからもこの物語を見守ってくれ』 (2019年4月14日 23時) (レス) id: c44f57a01a (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - ぴのさん» コメントありがとうございます!そうですよね、私も判ってるんですが何分映画特典が出る前に書いた話だったので多分推測で私っていう一人称になってるんだと思います....(あくまで私の妄想の塊ですので ...)ご指摘感謝です!今後の参考にさせていただきます。 (2019年4月14日 23時) (レス) id: c44f57a01a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルーク | 作成日時:2018年3月12日 23時