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ふり ページ9








あの日から、テヒョンと再びその話をすることはなかった






『ん?』




テヒョンに振り返って、まっすぐ目をあわせる


まっすぐ交わっていた視線は


何かを言いかけて口を噤んだテヒョンによって外された






TH「いや、やっぱ何でもない。ごめんごめん。」






笑っているのに、あの日と同じような目をするテヒョンに


気づかないふりをして






『なにそれ。じゃあ行くよ?』



TH「うん。また明日。」



『じゃあね。』






歩きだそうとする、その横顔をみながら


わたしは振り返った






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作者名:Rosé | 作成日時:2020年9月11日 17時

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