57話 ページ9
ヴァリアー城に戻るとすぐにルッスーリアに捕まったA。はやくはやくと、急かされるが先に荷物を置きたかったので自室によってからルッスーリアの部屋に向かった。
「入ってちょうだい！」
「え、えぇ、失礼するわね」
扉の隙間から見える培養機のようなものがAの口元をひくつかせる。理由は簡単で、その機器の中に人間が入っているからだ。どれも服を着ておらず眠ったように動かない。
ルッスーリアの趣味がわからないAは下手に口を出すわけにもいかず黙って死体に目を向ける。
すると、研究などを趣味でやるAがその容器に興味を示さないわけもなく立ち止まり容器を眺めた。
「ふむ……」
これは＿＿＿＿＿
それから数十分Aとルッスーリアはホルマリン液について語り合っていた。
「そうだわ！こんな事してる場合じゃないの！早く来てちょうだい！」
「え？ぁ、あぁ」
急に腕を引っ張られ半分引きずられるA。集中していたせいで返事が遅くなり、反応も遅れた。
「ここよぉ！私の作業室」
「作業室……？」
「そうよ！少し遅くなったけど、やっとAちゃんの隊服が完成したの！私は外で待ってるから早速着てくれる？手直しも必要になるかもしれないし、何より早く見たいわぁ！」
ルッスーリアはAを作業室に放り込みドアを閉めAが出てくるのを待つ。
Aは冷静さを取り戻し、綺麗に畳まれ机に置いてある隊服を手に取り着替えた。
ショートパンツにタイツにロングブーツ。上は第一ボタンがない白いワイシャツに真っ黒なネクタイ。そして、フードに白いファーが着いた長めのコートの肩下あたりにヴァリアーの徽章が。
それに袖を通し軽く動く。いつも任務で使っていた服と似ているので特に違和感は感じない。よし、とドアを開けた。
「んまぁっ！！！似合ってるわぁ！あらぁ？少しコートが大きいかしら……。でも成長盛りだしこれくらいで……」
「……ルッス姐？」
「あぁ、なんでもないわぁ。気にしないで。そうだわ、サイズは大丈夫かしら？」
「ちょうどいいわ。コートが少し大きい気もするけど気になるほどでもないわ」
「それなら良かったわぁ！もし何かあったらすぐに言ってね」
「ありがとう」
ふふっ、いいのよ。と微笑むルッスーリアにAも口元をゆるめる。
「じゃあ、談話室に行きましょっ♪」
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Rum0328(プロフ) - わかりました！ありがとうございます！ (2020年12月2日 11時) (
レス) id: e4bfb8c884 (このIDを非表示/違反報告)
NEW.Y(プロフ) - Rum0328さん» コメントありがとうございます。すみません、ただいまリメイク中でしてPart�掘�Part�困泙波鷂�開にしています。公開されるまで待っていただけると嬉しいです。 (2020年12月2日 9時) (レス) id: e10b3bfd33 (このIDを非表示/違反報告)
Rum0328(プロフ) - Part IIIにパスワードがかかっていて見れないです。どうすれば見えるのですか？ (2020年11月30日 23時) (レス) id: e4bfb8c884 (このIDを非表示/違反報告)
Ｙ(プロフ) - 今井蛍 (月洲螢)さん» ご指摘ありがとうございます。これからなおしていこうと思います！ (2017年10月22日 23時) (レス) id: c00b022e20 (このIDを非表示/違反報告)
今井蛍 (月洲螢)(プロフ) - きずいている、ではなく気づいている、ですよ。数ページに渡って間違えられています (2017年10月22日 23時) (レス) id: 2be0526190 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y | 作成日時：2017年3月20日 23時
