63話 ページ15
Aがヴァリアー入隊して初めの一週間は部屋の整理や様々な手続きに追われ、空いてる時間でXANXUSの手伝いをしていた。
XANXUSがわざわざ確認しなくても良い書類に目を通すという簡単な作業だ。
そして、入隊して二週間目で幹部と二人一組でペアを組み任務を行った。
そして今日、三週間目の始まりはXANXUSとの任務なのだがヴァリアーのボスがヴァリアーを離れなければならない程の任務がなく二人で書類整理をする事になった。
最初にXANXUSがやり方を説明し、Aはそれに従って書類を片付ける。一度聞けば大体のことはできるA。そんなAは早くも書類整理をマスターし、XANXUSもAも無言で書類を整理していく。
AもXANXUSも仕事をしながら私語をするタイプではないので部屋にはペンを走らせる音と紙をめくる音だけが静かに響く。
数時間が経ち、ようやく書類が一段落つくと昼食をとるためにルッスーリアをよんだ。今日はそのままXANXUSの部屋で食べる事になったので、部屋に料理が運ばれてくる。
｢Aちゃんもボスもちゃんと休憩取りながらやるのよぉ〜｣
｢えぇ、そうするわ。ありがとう｣
｢んふふっ！それじゃあ食べ終わったら呼んでちょうだいね♡｣
そう言うとルッスーリアは手をヒラヒラゆらし退出する。
AとXANXUSは向かい合って座り、料理に目を向ける。今日ルッスーリアが作ってきたのはポモドーロ。そして、Aにはグレープフルーツのシャーベットとブルーベリーの小さなケーキ。XANXUSには最高ランクの牛ヒレ肉。
ポモドーロとは、トマトをベースにしたシンプルなパスタだ。イタリア料理の基本といっていいポモドーロは料理人の実力がもろに出る。ルッスーリアの実力はプロにも勝るほどだ。それはもう絶品だったりする。
グレープフルーツのシャーベットは固めに冷やされており、ポモドーロを食べ終える頃にはちょうどいい柔らかさになっているだろう。少し酸味が強いのでその後に、甘さ控えめなブルーベリーのケーキを食べると絶妙な甘さを楽しめる。
牛ヒレ肉はXANXUSの好みに合わせ、大きめで味付けもシンプルだがそのおかげで肉本来の美味しさを引き立てている。
さらに、これらの料理は全て疲労回復に効くとされている食材をふんだんに使っている。数時間もの間、ずっと書類整理をしている二人にはピッタリだ。
ルッスーリアのママンスキル恐るべし。
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Rum0328(プロフ) - わかりました！ありがとうございます！ (2020年12月2日 11時) (
レス) id: e4bfb8c884 (このIDを非表示/違反報告)
NEW.Y(プロフ) - Rum0328さん» コメントありがとうございます。すみません、ただいまリメイク中でしてPart�掘�Part�困泙波鷂�開にしています。公開されるまで待っていただけると嬉しいです。 (2020年12月2日 9時) (レス) id: e10b3bfd33 (このIDを非表示/違反報告)
Rum0328(プロフ) - Part IIIにパスワードがかかっていて見れないです。どうすれば見えるのですか？ (2020年11月30日 23時) (レス) id: e4bfb8c884 (このIDを非表示/違反報告)
Ｙ(プロフ) - 今井蛍 (月洲螢)さん» ご指摘ありがとうございます。これからなおしていこうと思います！ (2017年10月22日 23時) (レス) id: c00b022e20 (このIDを非表示/違反報告)
今井蛍 (月洲螢)(プロフ) - きずいている、ではなく気づいている、ですよ。数ページに渡って間違えられています (2017年10月22日 23時) (レス) id: 2be0526190 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y | 作成日時：2017年3月20日 23時
