6話 ページ7
そして、到着した。
目の前に聳え立つのは独立暗殺部隊ヴァリアーの本拠地、ヴァリアー城だ。
門の前には黒い隊服を着た男性二人が見張りをしている。その二人にティモッテオに書いてもらった推薦状をみせ、城内に案内してもらう。
「ここでお待ちください」
「はい。ありがとうございました」
では、と言い見張りの方は戻ってしまった。待っていれば隊員が来るだろう。
(少し、緊張してきた)
もし…忘れられていたら、なんて考えるとだめだ。どうにも耐えられそうにない。
深呼吸を繰り返し、誰かしら人が来るのを待つA。すると後ろから人の気配がした。
「ゔぉぉいっ！てめぇが沢田Aだなぁ？」
「は、い。沢田Aと申します」
急な大声に鼓膜が震える。若干眉をひそめたAはひきつる顔で名乗った。
「家光の娘……か。着いてこい」
「はい」
綺麗な銀髪を揺らしながら歩く男は、Aに相当強い警戒心を向けている。少しでも変な動きをしたら斬る準備も出来ていた。
「俺の名はS・スクアーロだぁ」
「沢田Aです」
後をを見ることも無くそのまま長い廊下を進んでいく。数分歩きようやく扉が見えてきた。
「俺の後にいろ」
「はい」
ガチャっと扉を開けた瞬間、凄いスピードでお酒の入ったグラスが飛んできて、スクアーロに当たった。
「ゔぉっ！てぇっ！！！毎回毎回いい加減にしろぉおおお！！！！？」
毎回飛んでくるの……？と首を傾げたA。
「るせえ」
「っ……」
部屋から聞こえてくるこの声を聞いた瞬間Aの目が見開かれた。
「ちぃっ…おい、入れぇ」
「は、い……」
ゆっくりと、足を動かす。
そして、部屋に足を踏み入れた。
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Ｙ(プロフ) - 扇華→さん» またまたコメントありがとうございます！偽名などを使うことがあればそうしますね！！ (2017年9月20日 15時) (
レス) id: c00b022e20 (このIDを非表示/違反報告)
扇華→(プロフ) - こちらこそありがとうございます！（人１）を使いたい場合は通り名と言うか、偽名？を考えてでも楽しいかなと思います！ (2017年9月20日 9時) (レス) id: 3c402464be (このIDを非表示/違反報告)
Ｙ(プロフ) - 扇華→さん» ありがとうございます！それではこれからチマチマと直していきますね！(名前)に。それと、全然図々しくなんて無いですよ！むしろ、意見をいただいて感謝しています！！ (2017年9月19日 23時) (レス) id: c00b022e20 (このIDを非表示/違反報告)
扇華→(プロフ) - Ｙさん» とても面白いので何度も読み直しちゃいますねw希望？っていうかだと名前変換をしなくてもいいようにして欲しいかなーと…（名前）でかってに変換されるので（人１）ってやるよりは良いかな…なんて（図々しくてごめんなさい！） (2017年9月19日 23時) (レス) id: 3c402464be (このIDを非表示/違反報告)
Ｙ(プロフ) - 扇華→さん» あぁぁ！！もう、本当にありがとうございます！最初から読み直していただけるなんて…すごく嬉しいです。更新頑張ります！ (2017年9月19日 19時) (レス) id: c00b022e20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y x他1人 | 作成日時：2017年1月3日 23時
